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流転輪廻
るてんりんね
作家
作品

太宰治

【懶惰の歌留多】

 る、流転輪廻りんね

 ここには、或る帝大教授の身の上を書こうと思ったのであるが、それが、なかなかむずかしい。その教授は、つい二、三日まえに、起訴された。左傾思想、ということになっている。けれども、この教授は、五六年まえ、私たち学生のころ、自ら学生の左傾思想の善導者をもって任じていたはずである。そうして、そのころの教授の、善導の言論も、やはり今日の起訴の理由の一つとして挙げられている。そのへんが、なかなかむずかしいのである。

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三木清

【親鸞】

 しかしながらこの文はいわゆる客観的な歴史記述ではない。それはまさに宗教的告白である。宗教的告白は一面懺悔であるとともに讃歎である。このことは三願転入の文とのつながりにおいて、その前には、

「かなしきかな、垢障の凡愚、無際よりこのかた、助正間雑し、定散心雑するがゆへに、出離その期なし。みづから流転輪廻をはかるに、微塵劫を超過すれども、仏願力に帰しがたく、大信海にいりがたし。まことに傷嗟すべし、ふかく悲嘆すべし。」
と自督懺悔し、

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木村小舟

【太陽系統の滅亡】

「君よ、太陽系はかくのごとくして全く滅亡に帰し、再びその生を回復し能わぬか」
 彼はほとんど絶望の涙を湛えて、弁士の確答を促したのであった。
「憂うるなかれ、宇宙の万物は、すべて流転輪廻の法則の下に存在するのである、即ち滅亡せる太陽系統は、或る時機に於て、必ず復活すべきことは、何人といえども否定し得ないであろう、君よ今まさに滅亡せんとする我世界は、悠久の過去に於て、すでに幾度も生滅を繰返したのである」

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  • それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
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Last updated : 2022/11/23