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至妙至美
しみょうしび
作家
作品

北村透谷

【「伽羅枕」及び「新葉末集」】

さりとて元禄文学が遊廓内ののみを主としたりと言ふにはあらず、然れども元禄文学者の恋愛に対する思想は、好し純然たる遊廓外の素人しろうとを写す場合にも宛然として遊廓的恋愛、即ち世に所謂いはゆる好色的恋愛を主としたる事実は、一点の弁析べんせきを容るゝの余地なかるべし。思へ、好色と恋愛と文学上に幾許いくばくの懸隔あるを、好色は人類の最下等の獣性をほしいまゝにしたるもの、恋愛は、人類の霊生の美妙を発暢はつちやうすべき者なる事を、好色を写す、即ち人類を自堕落の獣界に追ふ者にして、まことの恋愛を写す、即ち人間をして美を備へ、霊を具する者となす事を、好色の教導者となり通弁官となりつる文士は、即ち人類を駆つて下等動物とならしめ、且つ文学上に至妙至美なる恋愛を残害する者なる事を。

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Last updated : 2022/11/23