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生死流転
しょうじるてん
作家
作品

高山 樗牛

【滝口入道】

 盛りの花と人に惜しまれ、世に歌われて、春の真中に散りにし人の羨まるゝ哉。陽炎かげろうの影より淡き身をなまじき残りて、木枯嵐こがらしの風の宿となり果てては、我が為に哀れを慰むる鳥もなし、家仆れ国滅びて六尺の身おくに処なく、天低く地薄くして昔をかえす夢もなし。――吁々思うまじ、我ながら不覚なりき、修行の肩に歌袋かけて、天地を一炉と観ぜし昔人も有りしに、三衣を纏い一鉢を捧ぐる身の、世の盛衰に離れ得ず、生死流転の間に 彷徨さまよへるこそ口惜しき至りなれ。世を捨てし昔の心を思い出せば、良しや天落ち地裂くるとも、今更驚く謂れやある。

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国枝史郎

【正雪の遺書】

一同の介錯を引受けた僧覚善に至っては、阿修羅のような顔をして、じっと聴耳を澄ましています。そして時々思い出したように、口の中でこんなことを唱えています。
生死流転しょうしるてん如心車鑠にょしんしゃしゃく五百縁生ごひゃくえんしょう皆是悪逆かいぜあくぎゃく頓生菩提とんしょうぼだい

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  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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Last updated : 2022/11/23