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出藍之誉/出藍の誉
しゅつらんのほまれ
作家
作品

森鴎外

【細木香以】

文政五年に竜池の妻が男子を生んだ。これは摂津国屋の嗣子で、小字おさなな子之助ねのすけと云った。文政五年はうまであるので、俗習にしたがって、それから七つ目の を以て名となしたのである。二代目津藤として 出藍しゅつらん ほまれをいかがわしい境に馳せた香以散人はこの子之助である。

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新渡戸稲造

【教育の目的】

そこでその「ホムンキルス」は能く人情を解し、あっぱれ人間の亀鑑とすべき言行をするので、これを見る人ごとに讃歎してかず、またこれを造ったるファウストも、自分よりも遥かに高尚な人間が出来たことを非常に感じ、かつ悦んだということである。これは 出藍しゅつらん ほまれある者が出来たので、即ち教育家その人よりも立派な者が作られたことの寓説である。

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和辻哲郎

【古寺巡礼】

すべてが美しい柱や彫刻や壁画で飾られている。そのなかで人々は泳いだり、温浴したり、蒸し風呂を取ったり、雑談にふけったり、その他いろいろの娯楽をやる。――しかしローマ人は出藍のほまれがあったというだけで、もともとこの風俗をギリシア人から学んだのである。

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原勝郎

【東山時代における一縉紳の生活】

歌道は飛鳥井家の門人であって 出藍しゅつらん ほまれ高かったから、歌集の書写等を下命になったこともしばしばで、単に勅命のみならず、宮家、武家等からも依頼があった。

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国枝史郎

【赤格子九郎右衛門】

 江川太郎左衛門、名は英竜、号は坦庵、字は九淵世々韮山の代官であって、高島秋帆の門に入り火術の蘊奥を極わめた英傑、和漢洋の学に秀で、多くの門弟を取り立てたが、中に二人の弟子が有って出藍の誉を謳われた。即ち、一人は川路聖謨、もう一人は佐久間象山であった。象山の弟子に吉田松陰があり、松陰の弟子には伊藤、井上、所謂維新の元勲がある。

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夢野久作

【梅津只圓翁伝】

 芸の方も去る事ながら、癇癖と稽古の厳重さで正しく只圓翁の後を嗣いでいたのは斎田惟成氏であった。
 翁の歿後、師を喪った初心者で斎田氏の門下に馳せ参じた者も些少ではなかったが、斎田氏の八釜しさが出藍しゅつらん ほまれがあったものと見えて、しまいには佐藤文次郎氏一人だけ居残るという惨況であった。

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Last updated : 2022/11/23