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拖泥帯水/拕泥帯水
たでいたいすい
苦悩の泥水にまみれている人を救うために、慈悲の心から自らも泥水にまみれてこれを救うこと。[精選版 日本国語大辞典]
作家
作品

夏目漱石

【草枕】

世上幾多の尊厳と威儀とはこの湛然たんぜんたる可能力の裏面に伏在している。動けばあらわれる。あらわるれば一か二か三か必ず始末がつく。一も二も三も必ず特殊の能力には相違なかろうが、すでに一となり、二となり、三となったあかつきには、拖泥帯水たでいたいすいろう遺憾いかんなく示して、本来円満ほんらいえんまんそうに戻る訳には行かぬ。

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夏目漱石

【野分】

「解脱は便法べんぽうに過ぎぬ。くだれる世に立って、わが真を貫徹し、わが善を標榜ひょうぼうし、わが美を提唱するの際、拖泥帯水たでいたいすいへいをまぬがれ、勇猛精進ゆうもうしょうじんこころざしを固くして、現代下根げこん衆生しゅじょうより受くる迫害の苦痛を委却いきゃくするための便法である。この便法を証得しょうとくし得ざる時、英霊の俊児しゅんじ、またついに鬼窟裏きくつり堕在だざいして彼のいわゆる芸妓紳士通人と得失をこうするのを演じてはばからず。国家のため悲しむべき事である。

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  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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Last updated : 2023/02/22