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智勇兼備
ちゆうけんび
作家
作品

坂口安吾

【現代忍術伝】

「ペラペラと喋る奴だ。キサマ、ヘソに風がぬけてるのと違うか。石川組は男の働くところだぞ。力をためしてやる。腕相撲をやるから、かかってこい」
「それはいけません。ワタシは頭で働きますんで」
「生意気云うな。人間は智勇兼備でなければならんぞ。キサマらは民主主義をはきちがえとる。平和こそ力の時代である。法隆寺を見よ。奈良の大仏を見よ。あれぞ平和の産物である。雄大にして百万の労力がこもっとる。石川組は平和のシンボルをつくることを使命とするぞ。心身ともに筋金の通らん奴は平和日本の害虫であるぞ」
「エエ、適材適所と申しまして、害虫も使いようでざんす」

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菊池寛

【大衆維新史読本 池田屋襲撃】

 新徴組から分離した時から、勇は漸次頭角を顕して来た。会津藩鈴木丹下の「騒擾 そうじょう日記」には、
「其内、近藤勇と云う者は、 知勇ちゆう兼備かねそな わり、何事を掛合に及候ても無滞 とゞこおりなく返答致し候者の由」
 とあり、この頃から、智勇兼備と云うような讃辞が捧げられている。
 彼は東州と号して、相当立派な字を書いている。学問は大したものではないが、当時の剣客としては、人後に落ちない位の素養はあつたのであろう。

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Last updated : 2022/11/23