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朝三暮四
ちょうさんぼし
作家
作品

ロマン・ロラン

片山敏彦訳

【ベートーヴェンの生涯】

次中音テノールの熱烈な喘ぐような歌。それはわれわれがベートーヴェン自身の息の音を聴いているかと思うようなうち顫える部分である。――それは嵐の中を駆けめぐる老いたるリア王のように、デーモン的な心熱に憑かれながら野の中を作曲しながら駆けめぐるときの彼の呼吸と、霊感された叫びとのリズムである。戦士的な歓喜ののちに、宗教的恍惚感がやって来る。それから聖なる大祝祭、愛の有頂天。全人類が腕を天へ差し出して強い歓声を挙げて、歓喜に向かって飛びかかり、胸の上にそれを抱きしめる。
 凡庸なヴィーンの聴衆もこの巨人的作品にはさすがに圧倒せられた。ヴィーンの朝三暮四流もそのため一時は熱狂した。しかし彼らの口には結局ロッシーニとイタリア歌劇の味の方が適していた。ベートーヴェンは屈辱と悲しさとを感じてロンドンへ住みに行こうとした。彼はそこで『第九』の演奏をさせるつもりであった。一八〇九年の場合と同様に今一度、ベートーヴェンがオーストリアを去らないようにと彼に懇願したのは、彼の味方である数人の貴族たちであった。

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Last updated : 2022/11/23