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忠孝仁義
ちゅうこうじんぎ
作家
作品

国木田独歩

【酒中日記】

 ことに自分は児童の教員、又た倫理を受持っているので常に忠孝仁義を説かねばならず、善悪邪正を説かねばならず、言行一致が大切じゃと 真面目まじめな顔で説かねばならず、その度毎たびごとに怪しく心が騒ぐ。

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永井荷風

【日和下駄 一名 東京散策記】

仏蘭西の市民シトワイヤンは政変のために軽々しくヴェルサイユの如きルウブルの如き大なる国民的美術的建築物をこぼちはしなかったからである。現代官僚の教育は常に孔孟こうもうの教を尊び忠孝仁義の道を説くと聞いているが、お茶の水を すぎる度々「仰高ぎょうこう」の二字を掲げた大成殿たいせいでんの表門を仰げば、瓦は落ちたるままに雑草も除かず風雨の破壊するがままに任せてある。

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坂口安吾

【落語・教祖列伝 兆青流開祖】

「アッハッハ。子供というものはタワイもないもので、ハゲミをつける方法を講じておかないといけない。オジジは、失礼だが、田舎ずまいの世間知らず。世道人心にうといな。オレにまかせておけば文武両道、仁義忠孝をわきまえた一人前の人物に仕込んでやる。そろそろ仕込んでやろうか」
「おジジとは無礼千万な奴だ。なにが、文武両道だ。このホラフキめ。仁義忠孝がきいてあきれるわい。そんなら、きっと、仕込んでみせるか」
「どのぐらい仕込んでやろう。四書五経、史記などは、どうだ」

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北村透谷

【明治文学管見 (日本文学史骨)】

何のおもしろみもなく、何のをかしみもなきに似たれど、其実は、個々特種の快楽を有し、人々異様の慰藉を領するなり。放蕩なる快楽は飲宴好色なり、着実なる快楽は晏居あんきよ閑楽なり、熱性ある快楽は忠孝仁義等の目的及び希望なり、誠実なる快楽は家を とゝのへ生を理するにあり。

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南方熊楠

【神社合祀に関する意見】

 神社の人民に及ぼす感化力は、これを述べんとするに言語杜絶す。いわゆる「何事のおはしますかを知らねども有難さにぞ涙こぼるる」ものなり。似而非えせ神職の説教などに待つことにあらず。神道は宗教に違いなきも、言論理窟で人を説き伏せる教えにあらず。本居宣長などは、仁義忠孝などとおのれが行なわずに事々しく説き勧めぬが神道の特色なり、と言えり。

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  • それぞれの四字熟語の詳しい意味などは、辞典や専門書でお確かめください。
  • このサイトの制作時点では、三省堂の『新明解 四字熟語辞典』が、前版の5,600語を凌ぐ6,500語を収録し、出版社によれば『類書中最大。よく使われる四字熟語は区別して掲示。簡潔な「意味」、詳しい「補説」「故事」で、意味と用法を明解に解説。豊富に収録した著名作家の「用例」で、生きた使い方を体感。「類義語」「対義語」を多数掲示して、広がりと奥行きを実感』などとしています。

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Last updated : 2022/11/23