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江戸の火消ひけし・江戸のまとい

鎮火用心ちんかようじんたしなみぐさ
渓斎英泉けいさいえいせん
天保14年〈1843年〉〜弘化4年〈1847年〉頃
  • 渓斎英泉けいさいえいせんの、「鎮火用心ちんかようじんたしなみぐさ」。
  • 天保14年〈1843年〉〜弘化4年〈1847年〉頃の作品。
  • 渓斎英泉:江戸時代後期の浮世絵師。寛政3年〈1791年〉- 嘉永元年7月22日〈1848年8月20日〉。
  • ボストン美術館蔵。
  • この瓦版には、『およそ土蔵を持し者は』との書き出しで、蔵持ちのための類焼防止の心得や火災の際の心構えなどが記され、絵には壁と窓の隙間や各所の孔を塞ぐ “目塗り[*]の様子が描かれている。
    • 壁と窓の隙間や各所の孔を塞ぐ目塗りとして用心土ようじんつちを準備しておく。
    • 用心土が不用意で間に合わない時は味噌でもよい。
    • 用心土は15、6日かけて下から上へと鑓で重ね塗りして火災に備えておくと後悔しないで済む。
    • 屋根から火が入ったら直ぐに水を注ぎ二階の扉を開けて荷物を取り出せるように鍬・釣瓶・曳き紐を備えておく。
    • 家財を持ち出すために、常に大きな風呂敷を用意しておく。
    • 家を立ち退く時は懐中に銭を入れ、避難することを忘れぬこと。
    • 火に追われ煙を吸って気絶した者には、大根の絞り汁を飲ませると即座に息を吹き返し蘇る。
    • 火中を逃れる時は手拭いに水を浸し鼻や口に当てて逃げ、息切れを防ぐこと。
  • [*]目塗りの様子は次の絵図にも見られる。 目黒行人阪火事絵巻   鎮火安心図巻 
鎮火用心ちんかようじんたしなみぐさ
渓斎英泉けいさいえいせん
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Last updated : 2021/06/26