四十八茶百鼠（しじゅうはっちゃひゃくねず）

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= 日本（にほん）の色（いろ）・日本（にほん）の伝統色（でんとうしょく） =

　このページは、いわゆる色見本帳ではありません。

　四十八茶百鼠（しじゅうはっちゃひゃくねず） と呼ばれる日本の伝統色に、どのような名前があるかを調べることを第一義としています。

　色名に対する微妙な色合いをウェブページ上で正確に表すことは困難です。つまり、お使いの機器の設定などで色調や明るさなどが異なり、印刷物のような一定した色合いは再現できないことから、このページでの色名に対する色合いは参考です。

　また、一つの色名に複数のカラーコードが設定されている場合がありますが、これは、参考にした文献などの色合いを出すための試行です。

「鼠」が付いた色名で、これを「ねずみ」、または「ねず」と呼ぶ場合があります。利休鼠（りきゅうねずみ・りきゅうねず）などですが、ここでは全て「ねず」の表記で統一しました。

　四十八茶百鼠（しじゅうはっちゃひゃくねず）とは、江戸時代後期に様々な茶色や灰色が流行したことを表わす言葉で、庶民の華美、贅沢を禁じた幕府の奢侈禁止令（しゃしきんしれい）に対して、人々は茶や黒、鼠系統の地味な色合いに様々な変化をつけて「染め」を楽しんだとされます。

　それぞれの色には、人気の歌舞伎役者から取った名前なども見られます。

　江戸時代後半の「奢侈禁止令（しゃしきんしれい）」について、Wikipedia では次のように記されます。『延享2年〈1745年〉に「町人が絹・紬・木綿・麻布以外の物を着てはならず、熨斗目などの衣装を着ているものがいれば、同心は捕えてその場で衣装を没収すべきである」と言う指示が出されている。こうした奢侈禁止令の極致が天保の改革の際の一連の禁令であり、「商工等は、武士・農民の事欠け申さざる程に渡世致し候はば然るべく候」として商工を非生産的な身分であり、都市が繁栄することそのものが無駄以外の何者でもないと断じて厳しい奢侈禁止令を実施した  Wikipedia   』