12桁の運転免許証番号は何を意味するのでしょうか? |
|
・最初の2桁の数字は…
- 最初の2桁は各都道府県の公安委員会のコードで、初めて免許証の交付を受けた公安委員会のコードが記載されます。
- 例:309156789011
- この例の場合、「30」ですので「東京」ということになります。
北海道 | 北海道 10 |
函館 11 |
旭川 12 |
釧路 13 |
北見 14 |
||||||
東北 | 青森 20 |
岩手 21 |
宮城 22 |
秋田 23 |
山形 24 |
福島 25 |
|||||
関東甲信越 | 東京 30 |
茨城 40 |
栃木 41 |
群馬 42 |
埼玉 43 |
千葉 44 |
神奈川 45 |
新潟 46 |
山梨 47 |
長野 48 |
静岡 49 |
北陸・中部 | 富山 50 |
石川 51 |
福井 52 |
岐阜 53 |
愛知 54 |
三重 55 |
|||||
関西 | 滋賀 60 |
京都 61 |
大阪 62 |
兵庫 63 |
奈良 64 |
和歌山 65 |
|||||
中国 | 鳥取 70 |
島根 71 |
岡山 72 |
広島 73 |
山口 74 |
||||||
四国 | 徳島 80 |
香川 81 |
愛媛 82 |
高知 83 |
|||||||
九州・沖縄 | 福岡 90 |
佐賀 91 |
長崎 92 |
熊本 93 |
大分 94 |
宮崎 95 |
鹿児島 96 |
沖縄 97 |
・次の、3桁目と4桁目の2桁は…
- 3桁目と4桁目は、初めて免許を取得した年の西暦の下2桁です。
- 例:309156789011
- この例の場合、「91」ですので免許を取得したのは 1991年ということになります。
・最後の1桁(下1桁)の数字は…
- 最後の1桁、下1桁の数字は、再発行の回数です。
- 309156789011
- この例の場合、「1」ですので再発行を1回受けたことがあるということになります。
- 再発行を受けたことがなければ、この数字は「0」です。
- 10回再発行された場合は、「0」ではなく、「1」と記載されます。
- 免許の更新や区分変更の際は番号は変わりません。
- 破損などでの再発行の場合、手元で内容が確認できればこの番号は変わりません。
- 紛失などで再発行を受けると、この番号が増えて行きます。
- 再発行を受けた場合の有効期限は、当然ですが、紛失した免許と同じ期限です。
・間の7桁の数字は…
- 最初の4桁と下2桁の間にある6桁の数字は、各公安委員会での管理のための数字で、各都道府県毎の重複しない一連番号です。
- 309156789011
- 下2桁目はチェックデジットという、入力した際の数列の誤りを検出する数値とのことです。
- 309156789011
・交付年月日の右橫の5桁の数字は…
- 交付年月日が記載された右横に、5桁の番号が付けられています。
- これは、各都道府県の公安委員会の内部検索用照会番号とのことで、交付した免許センター・警察署番号や、交付日一日の通し番号などに使われているとのことです。
・運転免許証の大きさは…
- 運転免許証の大きさは、縦 5.4 cm × 横 8.56 cm です。
- 1994年(平成6年)5月10日施行の道路交通法改正により小型化された大きさです。
- クレジットカードやキャッシュカードとほぼ同じ大きさです。
- 厚さは、ICチップが内蔵されたものに移行してからは少し厚くなり、従来の 0.50mm から、0.76mm へと変更されています。0.26mm 厚くなったことになります。
・運転免許証番号で犯罪歴(前科)、違反歴が分かるのか…
- 運転免許証番号で、犯罪歴や違反歴が分かるなどという噂を聞くことがあります。
- これまで見てきたように、運転免許証番号にそのような情報が付加されていることは考えられないと思います。(ただし、当サイトから当該機関への確認を行った訳ではありません)
- 仮に交通違反や犯歴として残る事件などを起こしてしまったとして、その情報を番号に反映させるとした場合、運転免許の更新時にしか行えないことになり、例えばゴールド免許の更新は5年ですから、最大5年反映されないことになって全く意味のないものであることになります。
- また、下1桁を除く11桁は免許の取り消しでの再取得などがなければ変わることはないとのことで、例えば18歳で運転免許を取得したとすれば、その時の番号がずっと使われることになり、情報が入っているとすれば、それは18歳の時のものであるということになります。
- ただし、ICカード化が進んだ現在、偽造・変造や不正使用防止などに大きな役割を果たしていることはもちろんでしょうが、ICチップに多くの情報を入れておく事は技術上においては可能であり、運転免許証という “ カード ” から様々な個人の情報へのアクセスがしやすくなることは事実でしょう。