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▼参考書
延命息災
えんめいそくさい
 ⇒ 息災延命 ⇒ 延命息災
作家
作品

夏目漱石

【吾輩は猫である】

今は故人となられたが主人の先君などは濡(ぬ)れ手拭(てぬぐい)を頭にあてて炬燵(こたつ)にあたっておられたそうだ。頭寒足熱(ずかんそくねつ)は延命息災の徴と 傷寒論(しょうかんろん)にも出ている通り、濡れ手拭は長寿法において一日も欠くべからざる者である。それでなければ坊主の慣用する手段を試みるがよい。一所不住(いっしょふじゅう)の沙門(しゃもん)雲水行脚(うんすいあんぎゃ)の衲僧(のうそう)は必ず樹下石上を宿(やど)とすとある。樹下石上とは難行苦行のためではない。

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Last updated : 2025/12/26