作品に出てくるものの数え方(助数詞)
 
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房
作 家
作 品
有島武郎
【一房の葡萄】
「そんなら又あげましょうね。」
そういって、先生は真白(まっしろ)なリンネルの着物につつまれた体(からだ)を窓からのび出させて、葡萄一房をもぎ取って、真白(まっしろ)い左の手の上に粉のふいた紫色の房を乗せて、細長い銀色の鋏(はさみ)で真中(まんなか)からぷつりと二つに切って、ジムと僕とに下さいました。
太宰治
【思ひ出】
私は脊が高かつたから、踏臺なしに、ぱちんぱちんと植木鋏で葡萄のふさを摘んだ。そして、いちいちそれをみよへ手渡した。みよはその一房一房の朝露を白いエプロンで手早く拭きとつて、下の籠にいれた。私たちはひとことも語らなかつた。永い時間のやうに思はれた。そのうちに私はだんだん怒りつぽくなつた。葡萄がやつと籠いつぱいにならうとするころ、みよは、私の渡す一房へ差し伸べて寄こした片手を、ぴくつとひつこめた。私は、葡萄をみよの方へおしつけ、おい、と呼んで舌打した
水野仙子
【夜の浪】
一房のたゞよひも、杭一本の漂着も、たゞ人間の考に依つて意義をつけられるのであつた。おゝ大自然よ!
中島敦
【虎狩】
趙はその時、持って来た鞄(かばん)の中からバナナ一房取出して私にも分けてくれた。
 
   
 
 
 

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Last updated : 2019/05/16