作品に出てくるものの数え方(助数詞)
 
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局
作 家
作 品
幸田露伴
の手直り表】
日付のないのは、何日に打ったのか分らない。一晩にたいてい一局しか打たなかった。
織田作之助
【聴雨】
ともかく、昭和の大棋戦であつた。持時間からして各自三十時間づつ、七日間で指し終るといふ物々しさである。名人位獲得戦でさへも、持時間は十三時間づつ、二日で勝負をつけてゐる。対局場も一番勝負二局のうち、最初の一局の対木村戦は、とくに京都南禅寺の書院がえらばれて、戦前下見をした坂田が、「勿体(もつたい)ないこつちや、勿体ないこつちや、これも将棋を指すおかげだす。」と言つたといふくらゐ、総檜木(ひのき)作りの木の香(か)も新しい立派な場所であつた。
中里介山 
【大菩薩峠 三輪の神杉の巻】
碁将棋を打つ閑人以上の閑人は、それを見物しているやつであります。岡眼(おかめ)をしていた閑人以上の閑人が、今ふと薬屋の路地を入って行った女の姿を認めた時は、一局の勝負がついた時であったから、こんな場合には髷(まげ)の刷毛先(はけさき)の曲ったのまでが問題になる。
岡本綺堂
【箕輪(みのわ)心中】
三左衛門はすぐに盤を持ち出して来たが、外記はとてもそんな悠長な落ち着いた気分にはなれなかった。 「わたくしはこのごろ暫く盤にむかいませんので、とても叔父さまのお相手にはなれませぬ。どうかきょうは御免を……」「見れば顔色もよくないようだが、気分でもすぐれぬのか」「いえ、別に病気という訳でもござりませぬが……」「病気でなくば一局まいれ。かえって暑さを忘れるものだ」叔父はもう石を取り始めたので、外記も断わり切れなくなって、いやいやながら盤にむかった。
 
   
 
 
 

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Last updated : 2019/05/16