方丈記に見る年齢の表記
= 年齢の名称・別名 =

  年齢の名称・異称・別名 
  三十路、四十路など 
  古事記に見る年齢 
  方丈記に見る年齢 

 ここでは、「方丈記ほうじょうき」に見られる年齢の表記を見てみることにする。

「方丈記」は、鴨長明による鎌倉時代(1185年?~1333年)の随筆。日本中世文学の代表的な随筆とされ、『徒然草』、『枕草子』とならぶ「古典日本三大随筆」に数えられる。(Wikipedia  

 国立国会図書館所蔵の正保4年〈1647年〉の版を底本とし、読み下しは、青空文庫の「國文大觀 日記草子部」板倉屋書房、1903年〈明治36年〉10月27日発行を底本とした。
【参考】年齢の「ぢ」の表記について
「ぢ」は歴史的かな遣いで、現代かな遣いでは「じ」と書かれる。
「ぢ」は数を示す接尾語の「つ」から「ち・ぢ」と転じたもの。のちに、「ぢ」が「路」と解されて「三十路」「四十路」などとも表記されるようになった。殊に、年齢では「路」と書かれることが多い。
30歳
三十みそぢあまりにして
『方丈記』
つひにあととむることを得ずして、三十みそぢあまりにして、更に我が心と一の庵をむすぶ
40歳
四十よそぢあまりの春秋はるあき
『方丈記』
およそ物の心を知れりしよりこのかた、四十よそぢあまりの春秋はるあきおくれる間に、世のふしぎを見ることやゝたびたびになりぬ
50歳
五十いそぢはるむかへて
『方丈記』
すなはち五十いそぢはるむかへて、家をいで世をそむけり
60歳
六十むそちつゆきえがたに
『方丈記』
こゝに六十むそちつゆきえがたに及びて、さらに末葉のやどりを結べることあり
かれは十六さいわれはむそぢ
『方丈記』
かれは十六歳、われはむそぢ、その齡ことの外なれど、心を慰むることはこれおなじ

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Last updated : 2024/06/28