《戦時下標語・国策標語》
= 五十音順一覧 =

  • 日中戦争や第二次世界大戦の戦時下では、国民に向けた 戦意高揚生活統制精神動員 などのための標語が盛んに作られ、それらは 国策標語 などとも呼ばれました。
  • それらの中で、戦争に関するものは、戦時下標語戦時標語戦中標語戦争標語 などとも呼ばれます。
  • 第二次世界大戦下では、「米英を消して明るい世界地図」(昭和17年〈1942年〉)などの大胆な標語や、「科学戦にも 神を出せ」(昭和17年〈1942年〉)などの神頼みの標語も見られます。
  • 中でも、「進め一億火の玉だ」「欲しがりません勝つまでは」などは、当時を象徴する標語として今に伝わります。
    「進め一億火の玉だ」昭和17年〈1942年〉大政翼賛会ポスター
    昭和17年〈1942年〉大政翼賛会ポスター
  • 第二次世界大戦の終結は 1945年〈昭和20年〉で、その年の標語としては「米鬼を一匹も生かすな!」「一億火の玉 造れ戦力」などが見られます。
  • ここでは戦時下標語を五十音順で見てみます。現時点で 798 の標語を収載しています。
     戦時下標語日めくりカレンダー  
     戦時下標語年代順  
     戦時下標語五十音順  
  • 昭和16年、17年に見られる「情報局」は、戦争に向けた世論形成、プロパガンダと思想取締の強化を目的に設置された内閣直属の情報機関。1940年〈昭和15年〉12月6日発足。(Wikipedia)
《五十音順目次》
《掲載した標語が作られた年》
大正11年 / 1922年
昭和6年 / 1931年
昭和8年 / 1933年
昭和9年 / 1934年
昭和10年 / 1935年
昭和11年 / 1936年
昭和12年 / 1937年
昭和13年 / 1938年
昭和14年 / 1939年
昭和15年 / 1940年
昭和16年 / 1941年
昭和17年 / 1942年
昭和18年 / 1943年
昭和19年 / 1944年
昭和20年 / 1945年
《あ》
あゝ揚がる この日の丸が 次々に
(情報局/昭和17年)
仰ぐ皇統 輝く紀元
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
仰げ英霊 労われ遺族
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
赤い顔から 赤字出る
(日本国民禁酒同盟/昭和16年)
明るく樹てよう 新秩序
(情報局/昭和16年)
飽くまで頑張れ 勝つまで粘れ
(大政翼賛会神戸市支部/昭和18年)
亜細亜興すは 口より手足
(日本工業新聞社/昭和15年)
アジヤ興せば 世界は晴れる
(大阪朝日新聞社/昭和14年)
アジヤは一家 日本は柱
(日本カレンダー株式会社/昭和17年)
明日応召の 気で励め
(中央標語研究会/昭和16年)
汗で受継げ 血染めの偉業
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
汗で増産 感謝で節米
(北国新聞社/昭和15年)
汗の化粧で 健康美
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
汗の一粒 感謝で 節米
(京都府/昭和15年)
汗は銃後を 動かす油
(日本工業新聞社/昭和15年)
遊んで聞けるか 輝く戦果
(大政翼賛会高知県支部/昭和18年)
あってもオゴるな なくても我慢
(富山県/昭和15年)
有つても節約無くても我慢
(大日本婦人会朝鮮慶北支部/昭和18年)
集めて活かさう 今一度
(鹿児島県/昭和16年)
あの屑このボロ 護国の宝
(懸賞界/昭和13年)
あの品 この品 みな国の品
(日本宣伝協会/昭和18年)
溢るる総力 戦ふ日本
(情報局/昭和16年)
アメリカ人をぶち殺せ!
(主婦之友 12月号/昭和18年)
ありたけの金を御国へ捧げませう
(鳥取県/昭和14年)
《い》
活かして使へば 廃品なし
(和歌山県/昭和14年)
生かせ廃品 護国の資源
(三重県/昭和13年)
意気で貫け 努力で築け
(希望の窓社/昭和15年)
意気、和気、根気、総決起
(大政翼賛会・翼賛政治会/昭和19年)
意気を空へ 科学を翼へ
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
戦する 国とはみえぬ 朗かさ
(情報局/昭和16年)
勇んで出征 進んで納税
(大阪府泉北郡/昭和13年)
一億一心皇軍感謝
(名古屋市銃後奉公会/昭和15年)
一億一心 銃とる心
(和歌山県/昭和12年)
一億 一列 一歩調
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
一億、今ぞ 敵は米英だ
(『写真週報』第199号/昭和16年)
一億 応召
(河北新報社/昭和14年)
一億皆兵 心の武装
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
一億が 国の手となれ 足となれ
(東日・大毎新聞社/昭和15年)
一億が 心一つに 道一つ
(標語報国社/昭和17年)
一億が 一つ心で防諜団
(京都府/昭和13年)
一億が 防衛に起て この国土
(中央標語研究会/昭和17年)
一億が 皆科学者の 心意気
(日刊工業新聞社/昭和16年)
一億が 感謝を胸に 国を背に
(笑花堂/昭和15年)
一億が みな砲台と なる覚悟
(中央標語研究会/昭和17年)
一億が みんな興亜へ 散る覚悟
(京都府/昭和15年)
一億が 持場持場で 御奉公
(東日・大毎新聞社/昭和15年)
一億動員 あたれよ防諜
(京都府/昭和13年)
一億日本 心の動員
(東京標語研究会/昭和12年)
一億の 肩にしっかり 長期戦
(河北新報社/昭和14年)
一億の くらしに活かせ 代用品
(代用品協会/昭和16年)
一億の 心に染めよ 軍艦旗
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
一億の 心に染めよ 日章旗
(広島県/昭和12年)
一億の 心を盾に 征け戦士
(懸賞界/昭和12年)
一億の 力で築け 新体制
(東日・大毎新聞社/昭和15年)
一億の柱で築け 大東亜
(中央標語研究会/昭和17年)
一億の 柱で建てよ 大東亜
(京都府/昭和15年)
一億の 我等は海に 生きる民
(大毎・東日新聞社/昭和16年)
一億抜刀 米英打倒
(北海道新聞社/昭和18年)
一億火の玉 造れ戦力
(サンデー毎日/昭和20年)
一億へ 来たぞ科学の 動員令
(日刊工業新聞社/昭和16年)
一億防諜 揺るがぬ日本
(一宮警察署/昭和13年)
一億を 心で結べ 隣組
(日本カレンダー株式会社/昭和年16)
一億を 結ぶ土台は 隣組
(大阪時事新報社/昭和14年)
一日も 早きお召を たゞ祈る
(中央標語研究会/昭和16年)
一に燈管・二に防火・三に防毒・四に笑顔
(東部防衛司令部編纂「わが家の防空」/昭和11年)
一銭も 闇で稼ぐな この時局
(富山市/昭和15年)
いつでもける 身体作れ
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
一燈洩れて全市壊滅!
(東西電球㈱「燈火管制用電球」広告/昭和12年)
一杯機嫌が 一番危険
(日本国民禁酒同盟/昭和16年)
一発撃つ間に 百弾造れ
(東京奨工新聞社/昭和17年)
いつも笑顔で 新体制
(国民精神総動員中央連盟台北支部/昭和16年)
鋳直せば みな建設の 釘柱
(代用品協会/昭和16年)
威張つて使へ 代用品
(日本工業新聞社/昭和16年)
言ふな洩すなスパイは踊る 職場自慢も秘密に注意
(中野警察署・中野工場協会/昭和11年)
今ぞ目指すは 米英本土
(情報局/昭和17年)
今一度 工夫してみよ捨てるもの
(名古屋市/昭和14年)
今に見ろ 敵の本土は焼野原
(大政翼賛会愛知県支部/昭和18年)
今は節米 酒は飲むまい
(日本国民禁酒同盟/昭和16年)
今は非常時 酒はやめ時
(朝日新聞社/昭和14年)
慰問袋に郷土の便り
(名古屋市銃後奉公会/昭和15年)
入りては忠良 出でては勇武
(中央標語研究会/昭和16年)
《う》
うかつなお喋り スパイの好餌コウジ
(愛知県/昭和13年)
打ち込め全力 掘り出せ石炭
(企画院/昭和16年)
撃ちてし止まむ
(陸軍省/昭和18年)
*神武天皇東征のおりの歌とされる古歌からの引用[久米の子が、頭椎くぶつつい、石槌いしづちい持ち、撃ちてしやまむ/古事記 など]
うっかり洩らして すっかり聴かれ
(朝鮮咸興防諜会/昭和17年)
打つて一丸 防諜強化
(一宮警察署/昭和13年)
海原に 拓け皇国の 大進路
(大毎・東日新聞社/昭和16年)
生れ代れば 屑でも宝
(日本カレンダー株式会社/昭和17年)
海だ 男だ 黒潮だ
(大毎・東日新聞社/昭和16年)
海の民なら 皆泳げ
(標語報国社/昭和16年)
海ゆく民に 国強し
(大毎・東日新聞社/昭和16年)
倦む心 緩む心を 狙ふ敵
(仙台思想国防報国隊/昭和17年)
産めよ やせよ
(厚生省/昭和14年)
産めよ殖やせよ国の為
(民族衛生研究会/昭和14年)
嬉しいな 僕の貯金が弾になる
(大日本婦人会朝鮮慶北支部/昭和18年)
産んで殖やして育てて皇楯ミタテ
(中央標語研究会/昭和17年)
《え》
笑顔で受取る 召集令
(北海タイムス/昭和14年)
笑顔で示せ 銃後のゆとり
(情報局/昭和16年)
笑顔で臣道 命がけ
(情報局/昭和16年)
笑顔で耐えよ 長期戦
(日本工業新聞社/昭和15年)
縁起エンギ担いで 国担げるか
(日本カレンダー株式会社/昭和17年)
《お》
応召の気構へ 銃後の模範
(中央標語研究会/昭和16年)
大君の 在らす国土を 護り抜け
(中央標語研究会/昭和17年)
大空へ 描け翼の 日本地図
(徳島日日新聞社/昭和14年)
お勝手元から 資源の愛護
(名古屋市/昭和14年)
オゴりと縁切れ 貯蓄と結べ
(中央標語研究会/昭和15年)
驕るな弛むな 戦はながい
(河北新報社/昭和14年)
惜しみなく 捧げて光るか 鉄と銅
(釜山府庁勧業課/昭和17年)
恐るな空襲 抜かるな防諜
《発表団体・発表年など不詳》
*昭和19年〈1944年〉佐世保鎮守府軍民連絡部刊「決戦防諜」より
男の操だ 変わるな職場
(福岡地方鉱業報国連合会/昭和15年)
踊るスパイに 心を配れ
(徳島地区防諜団/昭和14年)
踊るスパイも 無言に勝てぬ
《発表団体・発表年など不詳》
*昭和19年〈1944年〉佐世保鎮守府軍民連絡部刊「決戦防諜」より
己の事は後廻し
(文藝春秋社/昭和14年)
お召待ちつゝ 職場で励め
(中央標語研究会/昭和16年)
俺もお前も 興亜の戦士
(河北新報社/昭和14年)
《か》
回収へ 門扉も薬種罐も 鉄びんも
(日本カレンダー株式会社/昭和17年)
買溜カイダメに 行くな行かすな 隣組
(大阪時事新報社/昭和17年)
買溜めの列は 国売る第五列
(朝鮮慶南経済防犯協会/昭和18年)
買溜カイダめは 米英の手先
(中央標語研究会/昭和18年)
皆労だ 女子も職場の華と咲け
(中央標語研究会/昭和17年)
買ふな捨てるな生かすが勝ちだ
(大日本婦人会/昭和18年)
返す古俵だ 感謝を添へて
(福井県薪炭組合/昭和18年)
科学戦 絞れ日本の知恵袋
(中央標語研究会/昭和16年)
科学戦にも 神を出せ
(中央標語研究会/昭和17年)
科学に輝け 日本精神
(日本カレンダー株式会社/昭和17年)
科学の誇り 代用品
(満洲発明協会/昭和14年)
輝く国土 守は我等
(中央標語研究会/昭和17年)
輝く戦果に勇士の労苦
(名古屋市銃後奉公会/昭和15年)
輝く必勝 貫く苦難
(大政翼賛会福岡県支部/昭和17年)
覚悟の前に 非常時なし
(報知新聞社/昭和10年)
かくせ秘密は 護国の胸に
(川崎鋼板株式会社/昭和15年)
学帽の次は飛行帽
(大日本飛行協会/昭和17年)
掛けよ国民 防諜マスク
(一宮警察署/昭和13年)
家憲の一条 公益優先
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
飾らぬわたし 飲まないあなた
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
飾る体に 汚れる心
(中央標語研究会/昭和15年)
飾る心が すでに敵
(中央標語研究会/昭和18年)
牙城堕ちたり 新手が待つぞ
(情報局/昭和17年)
牙城貫き とどめは本土
(情報局/昭和17年)
勝たなかつたらどうなるか
(宣協標語奉公会/昭和18年)
勝たねばならぬ さあ増産だ
(家の光社/昭和16年)
固めよ国防 鎮めよ四海
(中央標語研究会/昭和17年)
勝に踊るな 歓呼に酔ふな
(情報局/昭和17年)
勝ち抜く膳立 主婦の腕
(大日本婦人会/昭和18年)
勝ち抜く戦費に 負けるな貯蓄
(大日本婦人会/昭和18年)
勝ち抜くために 耐へ抜かう
(中央標語研究会/昭和17年)
確固と防諜 断呼と興亜
(川崎鋼板株式会社/昭和15年)
勝つたぞ武力 敗けるな生産
(朝鮮・商工新聞社)
勝つ為だ 心一つに 散れ世帯
(東京市防衛局/昭和19年)
勝つ為に 残らず出さう 鉄と銅
(福井県/昭和16年)
勝つ為の試練に勝て
(宣協標語奉公会/昭和18年)
家庭では廃品 国では資源
(和歌山県/昭和14年)
家庭でも 征野の覚悟 兵の意気
(大日本婦人会/昭和18年)
家庭でも 戦へつましく 朗らかに
(大日本婦人会/昭和18年)
家庭は 小さな翼賛会よくさんかい
(松下電器株式会社/昭和15年)
彼の手此の手が スパイの手
(函館防諜団/昭和13年)
壁に耳あり 語るな軍機
(千葉県防諜協会/昭和13年)
神建てし国 神祭る民
(笑花堂/昭和16年)
空箱を 捨てる心を 捨てませう
(高崎市/昭和16年)
軽い口から 重い罪
(中央標語研究会/昭和15年)
軽い口先 スパイの手先
(中央標語研究会/昭和15年)
軽き口 重い機密が 洩れて行き
《発表団体・発表年など不詳》
*昭和19年〈1944年〉佐世保鎮守府軍民連絡部刊「決戦防諜」より
軽口 無駄口 秘密の出口
(朝鮮咸南警察部/昭和15年)
考へよ 言つてよい事 わるい事
(茨城県/昭和13年)
感激を職場に 勝利を我に
(情報局/昭和17年)
感激の手に 最後の勝利を
(情報局/昭和17年)
歓呼の一億 怒濤の進軍
(情報局/昭和17年)
歓呼の中に 誓え必勝
(情報局/昭和17年)
間諜の 網にかかるな 釣られるな
(中央標語研究会/昭和15年)
間諜の 口に躍るな 手に乗るな
(中央標語研究会/昭和15年)
間諜カンチョウは 汽車に電車に 井戸端に
(京都府/昭和13年)
間諜へ 口を閉ざして 目を開け
(中央標語研究会/昭和15年)
間諜網には 防諜網
(中央標語研究会/昭和15年)
頑張れ! 敵も必死だ
(大政翼賛会・毎日・朝日・読売/昭和17年)
看板から米英色を抹殺しよう
(『写真週報』第257号/昭和18年)
《き》
聞いても語るな 知っても言ふな
(中央標語研究会/昭和13年)
訊くな触れるな 洩らすな軍機
(千葉防諜協会/昭和13年)
聞こえるぞ 散つた勇士の鬨の声
(産報島田支部/昭和18年)
鍛えて待たう お召の日
(中央標語研究会/昭和16年)
義で起つ一億 和で建つ東亜
(京都西本願寺/昭和18年)
君だけ君だけ 機密が漏れる
(日本カレンダー株式会社/昭和17年)
君は一系 民は一心
(中央標語研究会/昭和14年)
君は矢弾 僕は盾
(懸賞界/昭和12年)
共栄の幸を目指して経済建設
(東亜経済懇談会/昭和18年)
今日ぞ 興亜の 一里塚
(情報局/昭和16年)
共存の亜細亜の庭に経済樹立
(東亜経済懇談会/昭和18年)
今日も決戦 明日も決戦
(大政翼賛会・毎日・朝日・読売/昭和17年)
協力一致 強力日本
(松陽新聞社/昭和11年)
行列買ひする間も友は弾を撃つ
(兵庫県商業報国会/昭和18年)
玉砕の 勇士に恥ぢよ 闇行為
(大阪経済統制実践会豊中支部/昭和18年)
切り詰めて 米英陣を 切り崩せ
(中央標語研究会/昭和18年)
切りつめる力が 止め刺す力
(大日本婦人会/昭和18年)
きんは政府へ 身は大君へ
(愛知県/昭和14年)
銀翼燦たり 金鶏のいさを
(中央標語研究会/昭和14年)
《く》
空襲だ!水だ!マスクだ!スウヰッチだ!
(東部防衛司令部編纂「わが家の防空」/昭和11年)
釘一本 拾ふ心で 国強し
(栃木県/昭和14年)
草の根を かむとも倒せ 米と英
(標語報国社/昭和17年)
くずと思うな立派な資源
(愛知県/昭和13年)
屑も活かせば 皇国のたから
(三重県/昭和13年)
クズも俺等も七生報国シチショウホウコク
(日本工業新聞社/昭和15年)
屑も資源だ 捨てずに活かせ
(奈良市/昭和13年)
屑も一役 東亜の護り
(名古屋市/昭和14年)
屑も無駄なく 御国へ活かせ
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
口と財布は しつかり締めよ
(徳島地区防諜団/昭和14年)
口に鍵して 銃後を守れ
(一宮警察署/昭和13年)
口にカンヌキ 心にタスキ
(中央標語研究会/昭和15年)
口につけこむ ヤマイとスパイ
(中央標語研究会/昭和15年)
口にも武装
(中央標語研究会/昭和15年)
口の過ち 国を売る
(一宮警察署/昭和13年)
愚痴を出すより 汗を出せ
(長崎日日新聞社/昭和15年)
苦難の道は 勝利の道なり
(宣協標語奉公会/昭和18年)
国あり 我なし この日あり
(日本カレンダー株式会社/昭和17年)
国があっての 命だ金だ
(大分新聞社/昭和16年)
国が第一 私は第二
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
国中の 廃品活かせ 長期戦
(奈良県/昭和16年)
国にすがるな 国を負え
(報知新聞社/昭和10年)
国のためなら 愛児もキン
(鳥取県/昭和14年)
国の矢となれ 盾となれ
(東京標語研究会/昭和12年)
国を背に負ひ 石炭増産
(企画院/昭和16年)
配ばれ目と耳 締めよ口
(中央標語研究会/昭和15年)
鍬が光れば 皇国が光る
(松陽新聞社/昭和11年)
クワ 執って おれも 興亜の人柱ヒトバシラ
(徳島県/昭和17年)
軍機の戸となれ 盾となれ
(千葉防諜協会/昭和13年)
軍服着るまで僕等は禁煙
(煙草販売組合中央会/昭和18年)
《け》
経済戦 主婦の腕から心から
(大日本婦人会/昭和18年)
経済建つてこそ東亜が建つのだ
(東亜経済懇談会/昭和18年)
経済で築け揺るがぬ大東亜
(東亜経済懇談会/昭和18年)
経済の基礎から建てよ新東亜
(東亜経済懇談会/昭和18年)
経済へ同じアジヤの血を合せ
(東亜経済懇談会/昭和18年)
経済を基礎に理想の新東亜
(東亜経済懇談会/昭和18年)
撃滅へ 一億怒涛の体当り
(大政翼賛会愛知県支部/昭和18年)
撃滅へ 怒涛の意気で まつしぐら
(標語報国社/昭和17年)
決戦下 配る食糧 挺身隊
(食糧国防団中央本部/昭和17年)
決戦だ 今こそ活かせ 鉄と銅
(戦時物資活用協会/昭和16年)
決戦だ 身体鍛へて二人分
(大政翼賛会・大日本体育会/昭和19年)
決戦だ しかと見直せ 衣食住
(神戸市総務局/昭和18年)
決戦だ 増産だ
(中央標語研究会/昭和17年)
決戦に 活かせ我家の 鉄と銅
(標語報国社/昭和16年)
決戦へ 送れ戸毎の 鉄と銅
(戦時物資活用協会/昭和16年)
建設へ いま一億の 動員令
(長崎日日新聞社/昭和15年)
建設へ 大和心の 勢揃ひ
(読売新聞社/昭和14年)
献納の 心で売ろう 鉄と銅
(戦時物資活用協会/昭和16年)
権利は捨てても 義務は捨てるな
(用力社/昭和8年)
《こ》
興亜の宿題 滅私で解かう
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
興亜を目指し 一億行進
(河北新報社/昭和14年)
皇紀は三千 国威は燦然
(中央標語研究会/昭和14年)
皇道を踏めば 敵無し思想戦
(仙台思想国防報国隊/昭和17年)
凍る寒夜も 火を吐く練武
(中央標語研究会/昭和16年)
国債買つて弾丸送れ
(大日本婦人会朝鮮慶北支部/昭和18年)
国債は 愛国心の 証明書
(日本カレンダー株式会社/昭和17年)
国債は アジヤを護る 福のカミ
(中央標語研究会/昭和15年)
国債は 総力戦の 従軍証
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
国策に 理屈は抜きだ 実践だ
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
国策の 基礎と仕上げは 常会だ
(中央標語研究会/昭和16年)
国策へ 代用品で 御奉公
(熊本県/昭和15年)
国策へ 理屈は抜きだ 実践だ
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
国体を 胸にしつかと 御奉公
(日本カレンダー株式会社/昭和17年)
国難は 伸びる日本の 試金石
(情報局/昭和16年)
国防に休日なし
(台湾新民報社/昭和15年)
国防へ 汗も力も 生活も
(中央標語研究会/昭和17年)
国防へ 活かせ戸毎の 鉄と銅
(戦時物資活用協会/昭和16年)
国防へ この銅この鉄 この心
(福井県/昭和16年)
国防へ 見よ生産の 鉄の陣
(情報局/昭和16年)
国民こぞつて 一精神
(東京標語研究会/昭和12年)
国力集める 廃品回収
(日本カレンダー株式会社/昭和17年)
御高徳 仰いで磨け 婦女の道
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
戸毎戸毎が 聖戦本部
(長崎日日新聞社/昭和15年)
戸毎節米 村毎増産
(北国新聞社/昭和15年)
戸毎に日の丸 手に手に債券
(日本勧業銀行/昭和13年)
戸毎の資源 掘り出せ銃後
(日本カレンダー株式会社/昭和17年)
此処は写して よいとこか
(東京朝日新聞社/昭和15年)
ここも戦場だ
(大政翼賛会・毎日・朝日・読売/昭和17年)
心せよ ないしょ話が 海越える
(日本カレンダー株式会社/昭和17年)
心にゼット旗 身にタスキ
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
心に防諜 銃後の武装
(中央標語研究会/昭和15年)
心のこりなし 万歳で散る覚悟
(中央標語研究会/昭和16年)
心は忠君 身は肉弾
(中央標語研究会/昭和16年)
心磨けば 皇国が光る
(愛知県/昭和9年)
心許すな スパイは間近
《発表団体・発表年など不詳》
*昭和19年〈1944年〉佐世保鎮守府軍民連絡部刊「決戦防諜」より
子沢山も御奉公
(文藝春秋社/昭和14年)
国家を肩に 一家を腕に
(講談社/昭和6年)
子供から 育てよ科学する心
(日刊工業新聞社/昭和16年)
子供の健康 それ国防
(熊本県/昭和8年)
この一戦 何が何でも やりぬくぞ
(大政翼賛会/昭和16年)
この感激を 増産へ
(大政翼賛会/昭和16年)
此の屑が 積つて敵の 空を征く
(代用品協会/昭和16年)
この屑も 明日の日本の 底力
(名古屋市/昭和14年)
この子育てて御国へつくす
(名古屋市銃後奉公会/昭和15年)
この繭が 見よ神兵と天降る
(鳥取県蚕糸業組合/昭和18年)
ゴミを見直せ 資源はないか
(東京市/昭和16年)
子も馬も 捧げて次は 鉄と銅
(標語報国社/昭和16年)
子よ孫よ 続けよ建てよ 新興亜
(大阪朝日新聞社/昭和14年)
これからだ これからだ
(読売新聞社/昭和14年)
これからだ 出せ一億の 底力
(東日・大毎新聞社/昭和15年)
これ位 こんなことにも スパイが躍る
(中央標語研究会/昭和15年)
これではならない 戦地へすまぬ
(家の光社/昭和14年)
混乱が 敵のつけ目
(中央標語研究会/昭和17年)
《さ》
さあ二年目も勝ちぬくぞ
(大政翼賛会・毎日・朝日・読売/昭和17年)
咲いた話に 軍機が洩れる
(千葉防諜協会/昭和13年)
咲いた話にスパイがをどる
(茨城県/昭和13年)
作業服の下の軍服
(中央標語研究会/昭和16年)
酒で乱すな 興亜の歩調
(日本国民禁酒同盟/昭和16年)
酒で乱すな 銃後の護り
(朝日新聞社/昭和14年)
酒でよろよろ 家はぐらぐら
(日本国民禁酒同盟/昭和16年)
酒と米英 平和の敵だ
(日本国民禁酒同盟/昭和17年)
酒に溺れりゃ 家財を流す
(日本国民禁酒同盟/昭和16年)
酒呑みは 瑞穂ミズホの国の 寄生虫
(日本国民禁酒同盟/昭和16年)
捧げよ銅鉄 赤心添へて
(福井県/昭和16年)
錆びた屑鉄世に出て光る
(大日本婦人会朝鮮慶北支部/昭和18年)
三勇士の 意気で働け
(久留米市/昭和9年)
《し》
自給戦 先ず銅鉄の 総動員
(戦時物資活用協会/昭和16年)
持久で一貫 長期へ突貫
(名古屋新聞社/昭和13年)
布け八紘に 神の道
(日本精神振払会/昭和17年)
資源を愛する国強し
(名古屋市銃後奉公会/昭和15年)
沈んでも屈するな 浮かんでも奢るな
(用力社/昭和8年)
舌と心に 銃後の武装
(台湾高雄州/昭和14年)
舌と心に 防諜武装
(中央標語研究会/昭和15年)
舌の武装で 銃後の護り
(住友金属鉱業株式会社/昭和14年)
支那の子供も 日本の言葉
(北海タイムス/昭和14年)
市の誇り 町の固めも 隣組
(東京市/昭和14年)
私腹肥やすな 国肥やせ
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
緊まれ最後の勝利まで
(大政翼賛会福岡県支部/昭和17年)
自慢話に 軍機が漏れる
(一宮警察署/昭和13年)
締めよ一億 心の手綱
(和歌山県/昭和12年)
締めよ口元 秘密の出口
《発表団体・発表年など不詳》
*昭和19年〈1944年〉佐世保鎮守府軍民連絡部刊「決戦防諜」より
締る口こそ 国の盾
(中央標語研究会/昭和15年)
奢侈品しゃしひんより 債券一枚
(中央標語研究会/昭和15年)
車内でも 示せ銃後の 総親和
(仙台市/昭和15年)
喋るなと 念を押すより きかせるな
(台北州防諜連盟/昭和17年)
銃後の先陣 突撃の意気
(中央標語研究会/昭和16年)
銃後の冬に 寒さなし
(中央標語研究会/昭和14年)
銃後も戦地だ 心に武装
(富山県/昭和14年)
銃と心を 毎日磨け
(中央標語研究会/昭和16年)
銃執れ 鍬執れ ハンマー執れ
(和歌山県/昭和12年)
宿敵米英 今ぞ撃つ時
(中央標語研究会/昭和17年)
常会は 上下を結ぶ 国の綱
(中央標語研究会/昭和16年)
将兵が待つぞ 勝ち抜く 新兵器
(中央標語研究会/昭和16年)
将兵に 養兎で感謝の 防寒具
(名古屋新聞浜松支局/昭和16年)
将兵は みな軍神と なる覚悟
(中央標語研究会/昭和16年)
職場で生み出せ 力の文化
(大阪日刊工業新聞社/昭和16年)
職場でも 米英相手の 生産戦
(中央標語研究会/昭和17年)
職場も戦場 死守する覚悟
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
知らずに国売る 知つた振り
(中央標語研究会/昭和15年)
自力更生 口より手足
(久留米市/昭和9年)
知るを自慢に 語るな軍機
(千葉防諜協会/昭和13年)
真剣は 銃後にかざす 日本刀
(日本カレンダー株式会社/昭和17年)
親切の 心もち寄れ 隣組
(岐阜土地興業株式会社/昭和17年)
新体制 代用品の 衣食住
(日本カレンダー株式会社/昭和17年)
新体制 身にも家にも 代用品
(代用品協会/昭和16年)
新秩序 立つまで脱がず 鉄兜
(大阪朝日新聞社/昭和14年)
新東亜 こんなに育った 誕生日
(情報局/昭和16年)
臣道は 一億民の 突撃路
(土陽新聞社/昭和16年)
臣道へ 一億民の 大行進
(国民精神総動員中央連盟台北支部/昭和16年)
侵略の地に 共栄の日章旗
(情報局/昭和17年)
《す》
進め一億 潮に乗って
(大毎・東日新聞社/昭和16年)
進め一億火の玉だ
(大政翼賛会/昭和17年)
進め一億 皆戦士
(河北新報社/昭和14年)
進め興亜へ 国と行け
(情報局/昭和16年)
進め大陸 花嫁部隊
(北海タイムス/昭和14年)
進め日の丸 つづけ国民
(報知新聞社/昭和10年)
吸つて歩くな戦う街路
(煙草販売組合中央会/昭和18年)
棄てた紙にもスパイの眼
(名古屋市銃後奉公会/昭和15年)
捨てる屑から 掘り出す戦費
(香川県/昭和15年)
捨てる屑なし 銃後の家庭
(山形県/昭和14年)
捨てるゴミにも まだある資源
(東京市/昭和16年)
捨てる手数で 集めよ廃品
(新潟県/昭和15年)
捨てるな溜めるな 屑は売れ
(名古屋市/昭和14年)
捨てるな廃品 用途は無限
(愛知県/昭和13年)
捨てるな見直せ もう一度
(埼玉県/昭和14年)
捨てる廃品 活かせば資源
(東京日日新聞社静岡支局/昭和13年)
捨てる廃品 今一工夫
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
スパイ撃つ手は 無言の一手
(中央標語研究会/昭和15年)
スパイの住家は 口の中
(大分県警察部、憲兵隊/昭和15年)
スパイは スパイらしくなし
(中央標語研究会/昭和15年)
スパイはどこに 自分の口に
(日本カレンダー株式会社/昭和17年)
スパイは武器なき 敵の尖兵
(大分県警察部、憲兵隊/昭和15年)
スパイ防ぐに 無言の一手
(台湾高雄州/昭和14年)
すべてを戦争へ
(大政翼賛会・毎日・朝日・読売/昭和17年)
《せ》
生産、増産、勝利の決算
(東京奨工新聞社/昭和17年)
聖戦へ 贅沢ゼイタク 抜きの 衣食住
(中央標語研究会/昭和15年)
聖戦だ 己れ殺して 国生かせ
(読売新聞社/昭和14年)
聖戦の 資源生み出す 代用品
(代用品協会/昭和16年)
聖戦へ この鉄捧げて 代用品
(代用品協会/昭和16年)
聖戦へ 捧げて活かせ 鉄と銅
(標語報国社/昭和16年)
聖戦へ 民一億の 体当り
(読売新聞社/昭和14年)
聖戦に 召されて生きる 銅と鉄
(福井県/昭和16年))
贅沢三昧ゼイタクザンマイは 銃後を乱す 便衣隊
(中央標語研究会/昭和15年)
贅沢ゼイタクは 敵だ
(国民精神総動員本部/昭和15年)
贅沢品こそ 興亜の廃品
(中央標語研究会/昭和15年)
贅沢品ぜいたくひんより 代用品
(中央標語研究会/昭和15年)
税で後押せ 興亜の偉業
(横浜市福富町納税組合/昭和15年)
税で報国 身で護国
(横浜市福富町納税組合/昭和15年)
世界が動く この一戦だ
(少国民新聞大阪毎日新聞版/昭和17年)
石炭は 国の命だ 動力だ
(企画院/昭和16年)
石炭へ いま増産の 動員令
(企画院/昭和16年)
世間話も綴れば軍機
(広島県/昭和17年)
節米の 第一線は 台所
(大阪毎夕新聞社/昭和15年)
節米は 主婦の腕から 心から
(名古屋市/昭和15年)
節米は 総力戦の 第一歩
(農業報国連盟長野支部/昭和16年)
節米は 毎日出来る 御奉公
(神奈川県/昭和15年)
節米へ 興亜の主婦の 腕試し
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
節米へ 戸毎炊く時 一握り
(大阪毎夕新聞社/昭和15年)
節米へ 主婦も一役 御奉公
(京都府/昭和15年)
節約は 一番しやすい 御奉公
(長崎日日新聞社/昭和15年)
戦車 飛行機 弾丸 貯蓄
(貯金局/昭和16年)
戦場に 活かせ銃後の 鉄と銅
(戦時物資活用協会/昭和16年)
戦勝に 今日も感謝し 貯蓄する
(日本勧業銀行宇都宮支店/昭和17年)
戦勝の 鍵だ力だ 鉄と銅
(戦時物資活用協会/昭和16年)
戦勝も 鉄一片の 力から
(戦時物資活用協会/昭和16年)
戦場より危ない酒場
(日本国民禁酒同盟/昭和16年)
前進だ 次の牙城へ 戦場へ
(情報局/昭和17年)
前進へ また前進へ 大歓呼
(情報局/昭和17年)
戦線で 待つぞ銃後の 鉄と銅
(鳥取県/昭和17年)
前線におくれじ 断じてやるぞ二百七十億貯蓄
(大蔵省/昭和18年)
前線へ 送る心で 節水だ
(大阪市水道局/昭和18年)
《そ》
沿へよ国策 殖やせよ家畜
(広島県/昭和15年)
粗衣で頑張れ 粗食でねばれ
(日本工業新聞社/昭和16年)
増産が 関ヶ原だぞ 長期戦
(家の光社/昭和16年)
増産だ 意気で耕せ 汗でとれ
(家の光社/昭和16年)
増産だ 土と力の ある限り
(家の光社/昭和16年)
増産は 俺らの山が 一番乗り
(企画院/昭和16年)
増産は 土の戦士の 殊勲甲
(長崎日日新聞社/昭和14年)
増産は 山の戦士の 殊勲甲
(企画院/昭和16年)
増産へ 汗と技術の 総動員
(家の光社/昭和16年)
贈答品より 慰問品
(中央標語研究会/昭和15年)
総力戦 活かせ戸毎の 不要品
(代用品協会/昭和16年)
総力戦 サア石炭が 物を言ふ
(企画院/昭和16年)
総力戦 中に無言の馬も居る
(日本馬事会/昭和18年)
総力で 撃滅の日だ その意気だ
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
疎開こそ 俟つある備へ 勝つ備へ
(東京市防衛局/昭和19年)
祖国の為なら 馬も死ぬ
(北海タイムス/昭和14年)
粗食に 興亜の 真剣味
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
そなへよ つねに
(大日本少年団/昭和6年)
その手ゆるめば 戦力にぶる
(大政翼賛会・毎日・朝日・読売/昭和17年)
その箱捨てずに そのママ店へ
(高崎市/昭和16年)
その日その日が 興亜の頁
(日本工業新聞社/昭和15年)
そまつで廃品 しまつで資源
(栃木県/昭和14年)
染めよ心に 誉れの軍旗
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
空だ 男のゆくところ
(東日新聞社 帝国飛行協会/昭和14年)
空で鍛えて お召を待たう
(大日本飛行協会/昭和17年)
空飛ぶ一億 翼の日本
(大日本飛行協会/昭和17年)
空へ この子も捧げよう
(大日本飛行協会/昭和17年)
そらまたしゃべる 軍のこと
(朝鮮咸興防諜会/昭和17年)
揃って達者 禁酒の手柄
(日本国民禁酒同盟/昭和16年)
《た》
大アジヤ 興して渡せ 子に孫に
(読売新聞社/昭和14年)
大亜細亜 一人で興す 意気と熱
(すみれ同人会/昭和14年)
大詔を 胸に勝ち抜く この決意
(中央標語研究会/昭和17年)
大東亜 築いて渡せ 子に孫に
(文化日本社/昭和17年)
大東亜 築く力だ この一票
(情報局/昭和17年)
大東亜 正義の地図に 塗りかへよ
(中央標語研究会/昭和17年)
大東亜 空いっぱいに 日の翼
(大日本飛行協会/昭和17年)
大日本 一億にして 一家族
(日本カレンダー株式会社/昭和17年)
大命に死し 靖国に生く
(中央標語研究会/昭和16年)
代用品 今ぞ出す時 活かす時
(代用品協会/昭和16年)
代用品 今は立派な 常用品
(日本カレンダー株式会社/昭和17年)
代用品 これぞ興亜の 常用品
(代用品協会/昭和16年)
代用品 使って資源の 総動員
(代用品協会/昭和16年)
代用品 使って資源は 皆国へ
(代用品協会/昭和16年)
代用品を 愛用品に
(熊本県/昭和15年)
堪へて忍んで 産むのだ兵器
(『写真週報』第149号/昭和16年)
耐へ抜く一億 勝ち抜く日本
(日本カレンダー株式会社/昭和17年)
出せ活かせ 自給自足だ 鉄と銅
(戦時物資活用協会/昭和16年)
出せ 三千年の底力
(報知新聞社/昭和10年)
戦ひ抜かう 大東亜戦
(大政翼賛会/昭和16年)
たゞ滅私 これ忠孝の 兵の道
(中央標語研究会/昭和16年)
たった今、笑って散った友もある
(大政翼賛会/昭和17年)
起て撃て忍べ勝て興せ
(中央標語研究会/昭和17年)
たてた勇功 語れぬ軍馬
(名古屋市銃後奉公会/昭和15年)
楽しみだ 汗が育てる 新東亜
(大日本産業報国会/昭和17年)
たのむぞ一線 ふせぐぞスパイ
(台湾高雄州/昭和14年)
頼むぞ必勝 守るぞ銃後
(懸賞界/昭和12年)
飛び立つ荒鷲 飛び散る敵機
(中央標語研究会/昭和14年)
弾こぬ職場に 負傷は不忠
(中央標語研究会/昭和18年)
黙って働き 笑って納税
(飯田税務署/昭和12年)
弾運ぶ 心で配る 民の糧
(食糧国防団中央本部/昭和17年)
民貯へて 兵強し
(大蔵省/昭和17年)
「足らぬ足らぬ」は 工夫が足らぬ
(大政翼賛会・毎日・朝日・読売/昭和17年)
短気ぢや勝てぬ 長期戦
(読売新聞社/昭和14年)
《ち》
小さいお手々が 亜細亜を握る
(ラクトーゲン本舗/昭和14年)
小さな庭にも 自給の野菜
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
力一杯 精一杯
(希望の窓社/昭和15年)
血と汗の兵と心を職域へ
(徳島県地方課/昭和18年)
血の犠牲 汗で応へて 頑張らう
(大政翼賛会神戸市支部/昭和18年)
血みどろの 兵を偲んで 汗みどろ
(大政翼賛会神戸市支部/昭和18年)
忠孝の 華咲き乱れ 薫る国
(中央標語研究会/昭和14年)
忠魂に 合はせられぬぞ 懐手
(中央標語研究会/昭和17年)
忠魂に 恥ぢぬ心で 御奉公
(京都府/昭和15年)
貯蓄せぬ人は戦争を傍観してゐる人だ
(国民運動研究会/昭和19年)
一寸チョット一杯 いや待て債券
(国策債券情報社/昭和16年)
一寸待て 捨てる紙屑もう一度
《発表団体・発表年など不詳》
*昭和19年〈1944年〉佐世保鎮守府軍民連絡部刊「決戦防諜」より
一寸待て スパイの眼がある 耳がある
(函館防諜団/昭和13年)
一寸待て ピント合つたか 防諜に
(東京朝日新聞社/昭和15年)
沈黙を 守る心が 国護る
(小倉石油株式会社/昭和16年)
《つ》
使って育てよ 代用品
(戦時物資活用協会/昭和15年)
ツギ当ても 銃後誉れの 弾痕だ
(中央標語研究会/昭和18年)
次々に 牙城を抜いて 本土まで
(情報局/昭和17年)
次々に 秘密秘密と リレー式
(日本カレンダー株式会社/昭和17年)
つきぬ感謝で遺家族守れ
(名古屋市銃後奉公会/昭和15年)
尽せ銃後へ 召されぬ体
(読売新聞社/昭和14年)
突け 米英の心臓を
(大政翼賛会愛知県支部/昭和18年)
包め世界を 日本精神
(日本カレンダー株式会社/昭和17年)
つなげ互助の手 軒から軒へ
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
強く育てよ 召される子ども
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
《て》
手柄ほこらぬ 帰還兵
《発表団体・発表年など不詳》
*昭和19年〈1944年〉佐世保鎮守府軍民連絡部刊「決戦防諜」より
敵なき銃後に 敵ありスパイ
(朝鮮防共協会/昭和13年)
敵なき所に 敵ありスパイ
(中央標語研究会/昭和15年)
敵の苦手は 不動の銃後
(中央標語研究会/昭和17年)
敵は手負ひだ 捨身で来るぞ
(大政翼賛会神戸市支部/昭和18年)
敵もねばるぞ 勝っても緊まれ
(情報局/昭和17年)
敵より恐い 心のゆるみ
(読売新聞社/昭和14年)
手近な臣道 税から実践
(東京府東京市/昭和16年)
鉄兜かぶる心で 作業帽
(大阪日刊工業新聞社/昭和16年)
鋼鉄で 包め無敵の 大和魂
(中央標語研究会/昭和17年)
鉄柵も 木に取替へて 御奉公
(代用品協会/昭和16年)
鉄と銅 今ぞ出す時 活かす時
(戦時物資活用協会/昭和16年)
鉄と銅 捧げて敗れ 包囲陣
(戦時物資活用協会/昭和16年)
鉄と銅 出して勝ち抜け 東亜戦
(戦時物資活用協会/昭和16年)
鉄の陣 固める骨だ 鉄と銅
(標語報国社/昭和16年)
鉄の団結 興亜の誓
(すみれ同人会/昭和14年)
鉄の団結 揺るがぬ日本
(中央標語研究会/昭和14年)
鉄の護りへ 挙国の進軍
(中央標語研究会/昭和17年)
手には国債家には国旗
(東京市国民精神総動員運動実行部/昭和13年)
デマはつきもの みな聞きながせ
(中央標語研究会/昭和17年)
デマに乗り デマを飛ばせば 君も敵
(台北州防諜連盟/昭和17年)
デマに迷はず スパイに注意
(大分新聞社/昭和16年)
デマは見えざる 敵襲だ
(北九州宣伝文化協会/昭和16年)
手を組めば 足並揃ふ 隣組
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
手を組んで有無を通じて堪へ抜いて
(東亜経済懇談会/昭和18年)
転職は 路頭に迷う 第一歩
(福岡地方鉱業報国連合会)
《と》
燈管・防火・防毒で・日本の空は鉄壁だ!
(東部防衛司令部編纂「わが家の防空」/昭和11年)
闘志満々 とゞろく歓呼
(情報局/昭和17年)
銅鉄の 回収本部だ 隣組
(戦時物資活用協会/昭和16年)
銅鉄の 出征送る 代用品
(戦時物資活用協会/昭和16年)
銅と鉄 戦ふ力 勝つ資源
(標語報国社/昭和16年)
遠い親戚より 近い隣組
(東京市/昭和14年)
遠くの敵より近くのスパイ
(大日本婦人会朝鮮慶北支部/昭和18年)
解くな銃後に 心の武装
(すみれ同人会/昭和14年)
解くな夢にも 長期のたすき
(大政翼賛会福岡県支部/昭和17年)
遂げよ聖戦 興せよ東亜
(大阪朝日新聞社/昭和14年)
閉ぢる口には スパイも閉口
(中央標語研究会/昭和15年)
怒鳴り組 今ぢや仲良し 隣組
(情報局/昭和16年)
隣組から 固める土台
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
隣組 町の手となれ 足となれ
(東京市/昭和14年)
隣組 申合せて 代用品
(代用品協会/昭和16年)
飛べ 征け 造れ 日の翼
(徳島日日新聞社/昭和14年)
努力で一貫 輝く栄冠
(希望の窓社/昭和15年)
ドンドン撃つには グングン貯蓄
(大蔵省/昭和17年)
《な》
長袖ナガソデで敵が撃てるか 防げるか
(中央標語研究会/昭和18年)
長びけば 日増しに強し 共栄圏
(ニッポンタイムス社/昭和17年)
なんのこれしき 戦地を思へ
(読売新聞社/昭和14年)
何のこれしき戦地を思へ
(名古屋市銃後奉公会/昭和15年)
《に》
日本人ならぜいたくは出来ない筈だ!
(国民精神総動員本部/昭和15年)
日本刀 鞘に納めず 祝い酒
(情報局/昭和17年)
日本文化で 世界を皇化
(山口厚狭文化連盟/昭和17年)
ニュース映画で前線しのぶ
(名古屋市銃後奉公会/昭和15年)
任務は重く 命は軽く
(中央標語研究会/昭和16年)
《ぬ》
縫ふ手 炊く手に 勝ち抜く心
(大日本婦人会/昭和18年)
ぬかるな防空不断の備へ
(大日本婦人会朝鮮慶北支部/昭和18年)
《ね》
眠る廃品 起こせば資源
(新潟県/昭和15年)
狙つているのが 銃後の心
《発表団体・発表年など不詳》
*昭和19年〈1944年〉佐世保鎮守府軍民連絡部刊「決戦防諜」より
年金で御国に戦費 子に学資
(中央標語研究会/昭和18年)
《の》
納税で 背負へ興亜の 台所
(東京府東京市/昭和16年)
伸ばせ国力 延ばすな納税
(滋賀県税務研究会/昭和16年)
伸びる海運 栄える国運
(大毎・東日新聞社/昭和16年)
伸びる銀翼 輝く御稜威
(帝国飛行協会/昭和12年)
伸びる国力 導く科学
(日刊工業新聞社/昭和16年)
登り坂だぞ 世界の日本
(中央文化連盟/昭和13年)
乗り切れ無言で 防諜戦
(中央標語研究会/昭和15年)
乗るな スパイの口車
(朝鮮防共協会/昭和14年)
乗るな宣伝 防げよ謀略
《発表団体・発表年など不詳》
*昭和19年〈1944年〉佐世保鎮守府軍民連絡部刊「決戦防諜」より
乗るな流言 語るな秘密
(京都府/昭和13年)
飲んでて何が 非常時だ
(日本国民禁酒同盟/昭和14年)
《は》
パーマネントはやめませう
(国民精神総動員本部/昭和15年)
廃品と なるもならぬも 使ひ方
(名古屋市/昭和14年)
廃品と呼ぶな捨てるな 皆資源
(代用品協会/昭和16年)
廃品の 一つ一つが 皆資源
(和歌山県/昭和14年)
廃品も 国策線に 勢揃い
(福島県/昭和13年)
廃品も 七度生かす 心がけ
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
廃品も 七度生かせ 国の為
(奈良市/昭和13年)
廃品も 主婦の手を経て 聖戦へ
(新潟県/昭和15年)
廃品も 利用一つで 貴重品
(東京日日新聞社静岡支局/昭和13年)
廃品を 活かせ世に出せ 国に出せ
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
廃品の 一つ一つが 国の盾
(奈良市/昭和13年)
廃品も 活かせば光る 国の富
(和歌山県/昭和14年)
廃物と 決めずに使へ もう一度
(懸賞界/昭和13年)
励め蟻さへ 協力一致
(日本カレンダー株式会社/昭和17年)
励め職場で おごるな家で
(日本工業新聞社/昭和15年)
恥よ結核 一等国
(台湾結核予防協会/昭和17年)
恥ぢよ贅沢 護国の霊に
(富山県/昭和15年)
果せ防諜 無言の奉公
(中央標語研究会/昭和15年)
働いて 耐えて笑って 御奉公
(標語報国社/昭和16年)
働かぬ手に ハシ持つな
(中央標語研究会/昭和17年)
働けば 何でもうまい 興亜食
(日本カレンダー株式会社/昭和15年)
*興亜食は、1939年〈昭和14年〉9月1日から始まった月一回の「興亜奉公日」に義務付けられた質素な一汁一菜の食事
働かう 英霊の分 兵の分
(中央標語研究会/昭和17年)
発明へ 科学日本の 総進軍
(帝国発明協会/昭和16年)
初湯ハツユから 御楯ミタテと願う 国の母
(仙台市役所/昭和18年)
話咲かせて 散らすな軍機
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
話のつるに這いよるスパイ
(住友金属鉱業株式会社/昭和14年)
花嫁も国防服
(文藝春秋社/昭和14年)
早く見つけよ 敵機とムシ歯
(岡崎市/昭和17年)
万歳の 手で締め直せ 兜の緒
(情報局/昭和17年)
万歳を 重ねて築け 大東亜
(情報局/昭和17年)
万世一系 億兆一心
(内務省/大正11年)
《ひ》
非常時乗り切る 協力一致
(愛知県/昭和9年)
美食装飾 銃後の恥辱
(中央標語研究会/昭和15年)
ヒソヒソ話に スパイはヒソむ
(中央標語研究会/昭和15年)
必死の意気 行為に示せ
(宣協標語奉公会/昭和18年)
必勝だ 残してなるか 鉄と銅
(愛媛県振興課/昭和17年)
必勝の 意気に持久の 鉄兜
(中央標語研究会/昭和17年)
必勝へ 活かせ家庭の 鉄と銅
(東京府総務部/昭和17年)
一町会 一家族
(東京日日新聞社/昭和14年)
一と槌一と鍬 長期の固め
(日本工業新聞社/昭和14年)
人並と思ふ心が オゴりの心
(富山県/昭和15年)
一ト握りの 鍬にもかかる 総力戦
(家の光社/昭和16年)
人の和で 築け明るい大東亜
(大政翼賛会大阪府支部/昭和17年)
一群 一組 一家族
(東京市/昭和14年)
一人一人が 御国の柱
(愛知県/昭和19年)
日の丸高く 銃後は堅く
(松陽新聞社/昭和11年)
日の丸 埋めよ 倫敦ロンドン 紐育ニューヨーク
(大政翼賛会神戸市支部/昭和17年)
日の丸の 翼で抱け 大東亜
(大日本飛行協会/昭和17年)
日の丸広げて 世界を包め
(大政翼賛会福岡県支部/昭和17年)
日の丸胸に 自粛を盾に
(日本工業新聞社/昭和15年)
日の丸持つ手に キン持つな
(鳥取県/昭和14年)
日の丸持つ手に 奢侈品シャシヒン持つな
(富山県/昭和15年)
日の丸を 仰ぐ心に 闇はなし
(大阪毎日・東京日日新聞/昭和16年)
日の本に 神あり君あり 光あり
(笑花堂/昭和16年)
暇をつくらず 堆肥タイヒをつくれ
(千葉県/昭和11年)
秘密秘密と 語るな秘密
(台湾高雄州/昭和14年)
秘密戦 勝はスパイか 一億か
(千葉県/昭和17年)
秘密戦に 休戦なし
(日本カレンダー株式会社/昭和17年)
秘密に話した 秘密は漏れる
(中央標語研究会/昭和15年)
百年のうらみを晴らせ 日本刀
(小松市役所/昭和18年)
拓け大空 一翼萬里
(東日新聞社 帝国飛行協会/昭和14年)
拓け海洋 無限の宝庫
(海事協会/昭和16年)
《ふ》
武器なきスパイに 防諜マスク
(愛知県/昭和13年)
武器持つ敵より 武器なきスパイ
(千葉県防諜協会/昭和13年)
防げスパイを かくれた敵を
(名古屋市銃後奉公会/昭和15年)
二人して 五人育てて 一人前
(日本カレンダー株式会社/昭和17年)
不断の工夫に 不滅の発明
(帝国発明協会/昭和16年)
不断の努力に 非常時なし
(山口県/昭和9年)
不断の防諜 最後の勝利
《発表団体・発表年など不詳》
*昭和19年〈1944年〉佐世保鎮守府軍民連絡部刊「決戦防諜」より
不平言ふまい 三度の食事
(大日本婦人会朝鮮慶北支部/昭和18年)
不平は 出世の行止り
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
古釘フルクギも 生れ代れば 陸奧ムツ 長門ナガト
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
古釘も 腰をのばして 戦線へ
(神戸標語研究連盟/昭和17年)
古鉄も 姿をかへて 新兵器
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
古鉄も 召されて一役 御奉公
(奈良県/昭和16年)
《へ》
米英を消して明るい世界地図
(大政翼賛会神戸市支部/昭和17年)
兵出すも 銅鉄出すも 皆忠義
(標語報国社/昭和16年)
平和への道 国防一つ
(中央標語研究会/昭和17年)
米鬼を一匹も生かすな!
(主婦之友2月号/昭和20年)
下手でも我が手で慰問状
(名古屋市銃後奉公会/昭和15年)
《ほ》
防衛に 示せ銃後の 頼もしさ
(中央標語研究会/昭和17年)
防衛に 銃後の民は みな兵士
(中央標語研究会/昭和17年)
防火防毒洩らすな燈火・断じて守れ国の空
(東部防衛司令部編纂「わが家の防空」/昭和11年)
防諜・構図・距離・シャッター
(東京朝日新聞社/昭和15年)
防諜戦には 我等も戦士
(大分県警察部、憲兵隊/昭和15年)
防諜に 国の眼となれ 耳となれ
(台湾高雄州/昭和14年)
防諜に 心締めれば 口しまる
(北海道産業会/昭和16年)
防諜は 銃後を守る 鉄兜
(徳島地区防諜団/昭和14年)
防諜は 手軽で軽い 御奉公
(山口県/昭和16年)
防諜は 一人一人の 注意から
(撫順市公署/昭和14年)
防諜へ 一億無言の 銃をとれ
(中央標語研究会/昭和15年)
防諜へ 今日も無言で 御奉公
(台湾高雄州/昭和14年)
防諜へ 口の締まりに 目の監視
(中央標語研究会/昭和15年)
防諜へ 軍機の盾だ デマの戸だ
(日本カレンダー株式会社/昭和17年)
防諜へ 心を配れ 目を配れ
(中央標語研究会/昭和13年)
防諜へ 張れよ一億 非常線
(台湾高雄州/昭和14年)
防諜へ みんな軍機の 盾となれ
(鹿屋防諜団/昭和15年)
防諜へ 胸に錠前 口に鍵
(中央標語研究会/昭和13年)
法を守って 楽しくパチリ
(東京朝日新聞社/昭和15年)
ぼくらの心は 弾丸だ
(少国民新聞大阪毎日新聞版/昭和17年)
欲しがりません勝つまでは
(大政翼賛会・毎日・朝日・読売/昭和17年)
ホフれ米英 われらの敵だ
(大政翼賛会/昭和16年)
誉れの家庭へ感謝のもくとう
(名古屋市銃後奉公会/昭和15年)
掘るぞ今日から 二人前
(企画院/昭和16年)
《ま》
負けるな 敵の少年工に
(中央標語研究会/昭和17年)
まづ結束 祖国を守れ
(久留米市/昭和9年)
また買ふワルイ子 まだ持つヨイ子
(日本宣伝協会/昭和18年)
「又か」と言はずに 進んで納税
(大淀町/昭和13年)
まだまだ足りない 辛抱努力
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
まだ判らぬか 酒の害
(日本国民禁酒同盟/昭和16年)
街のニュースに スパイは躍る
(中央標語研究会/昭和15年)
待て一歩 国に捧げた 身をマモ
(神戸市電気局/昭和15年)
学ぼう 活かさう 伸ばさう科学
(中央標語研究会/昭和16年)
護る機密に 戦果ががあがる
(中央標語研究会/昭和15年)
護る軍機は 妻子も他人
(千葉県防諜協会/昭和13年)
まもる銃後に奉公会
(名古屋市銃後奉公会/昭和15年)
護るのだ 皆労の汗 弾にして
(中央標語研究会/昭和17年)
守る秘密が 国護る
(台湾高雄州/昭和14年)
護れ寸土も 神の国
(大政翼賛会大阪府市部/昭和18年)
護れ祖国 信ぜよ自力
(久留米市/昭和9年)
守れ統制 乱すな物価
(台北新竹警察署/昭和14年)
護れ日の丸 汚すな歴史
(報知新聞社/昭和10年)
迷ふな流言 飛すな造語
(中央標語研究会/昭和15年)
迷はで働け 明日は日本晴
(久留米市/昭和9年)
万の敵より 一人のスパイ
(中央標語研究会/昭和15年)
見えないスパイへ 言はない備へ
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
《み》
磨け 心の日本刀
(報知新聞社/昭和10年)
微塵に砕け 酒と盃
(日本国民禁酒同盟/昭和17年)
見たか戦果 知ったか底力
(大政翼賛会/昭和16年)
み民いま 立上る時は来た
(少国民新聞大阪毎日新聞版/昭和17年)
導く民の自覚持て
(日本カレンダー株式会社/昭和17年)
見ても話すな 聞いても言ふな
(中央標語研究会/昭和17年)
身と共に 国に捧げよ 鉄と銅
(戦時物資活用協会/昭和16年)
みな起せ 家庭に眠る 鉄と銅
(標語報国社/昭和16年)
見直せ時局 出直せ銃後
(京都府/昭和15年)
見直せば 捨てる物なし 皆資源
(和歌山県/昭和14年)
皆に言うなと一人に言うな
(徳島地区防諜団/昭和14年)
皆に言ふなと 一人に言ふな
(徳島地区防諜団/昭和14年)
見よこの備へ この構へ
(情報局/昭和16年)
見よ空 け 拓け空
(丸亀市/昭和15年)
身を捨てこそ 国興る
(日本カレンダー株式会社/昭和17年)
身を挺し 守れ国土を 食糧を
(食糧国防団中央本部/昭和17年)
みんなで分け合へ 御国の苦労
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
《む》
麦を食べても戦地へお米
(名古屋市銃後奉公会/昭和15年)
無限の空へ 無敵の飛躍
(中央標語研究会/昭和14年)
無言の一手に 手も出ぬスパイ
(小倉石油株式会社/昭和16年)
無職はお国の寄生虫
(日本カレンダー株式会社/昭和17年)
無駄口が 軍の苦労を 無駄にする
(台北州防諜連盟/昭和17年)
無駄な旅行で 乱すな輸送
(新潟鉄道局/昭和16年)
無敵日本に 無職なくせ
(標語報国社/昭和16年)
無敵日本に 無職をなくせ
(標語報国社/昭和16年)
胸に愛国 手にハンマー
(講談社/昭和6年)
胸に愛国 手に国債
(大蔵省/昭和12年)
胸に防諜 口一文字
(中央標語研究会/昭和15年)
無比の国体 無敵の日本
(中央標語研究会/昭和14年)
村全体 増産一心
(家の光社/昭和16年)
村では増産 町では節米
(北国新聞社/昭和15年)
《め》
めぐる海の日 決意はあらた
(日本カレンダー株式会社/昭和16年)
目指すは東洋永遠の平和
(東京市国民精神総動員運動実行部/昭和13年)
醒めよ国民 今は非常時
(久留米市/昭和9年)
召される日を待つ奉公袋
(名古屋市銃後奉公会/昭和15年)
迷信は 一等国の 恥さら
(日本カレンダー株式会社/昭和17年)
《も》
もう一段 暮しを下げて もう一艦
(中央標語研究会/昭和18年)
儲けることより奉仕の心
(名古屋市銃後奉公会/昭和15年)
燃える心を 身で示せ
(愛知県/昭和9年)
黙々と 馬は田の中 弾の中
(日本馬事会/昭和18年)
持つ国に無い大和魂
(文藝春秋社/昭和14年)
勿体ない 心一つで 皆活きる
(名古屋市/昭和14年)
物知り顔は スパイの好餌コウジ
《発表団体・発表年など不詳》
*昭和19年〈1944年〉佐世保鎮守府軍民連絡部刊「決戦防諜」より
もの知り顔を スパイは狙ふ
(山口県/昭和16年)
物に無駄なし 工夫で活かせ
(三重県/昭和13年)
物は再生 心は持久
(樺太庁/昭和14年)
燃やせ赤心 燃やすな廃品
(茨城県庁/昭和14年)
燃ゆる団結 長期の固め
(名古屋新聞社/昭和13年)
洩らすな機密 忘るな防諜
(一宮警察署/昭和13年)
洩らすな不平 スパイが拾う
(神奈川県新聞社/昭和15年)
れた一語に 飛来る百機
(台湾高雄州/昭和14年)
もれる明りが敵機を招く
(大日本婦人会朝鮮慶北支部/昭和18年)
《や》
大和心を アジヤへ根分け
(日本カレンダー株式会社/昭和17年)
やさしい配給 つましい消費
(大政翼賛会神奈川県支部/昭和17年)
大和魂も 酒で濁る
(日本国民禁酒同盟/昭和15年)
やるぞ一億 歓呼の日まで
(文化日本社/昭和17年)
《ゆ》
勇士にすまぬぞ 千鳥足
(日本国民禁酒同盟/昭和14年)
悠々荒鷲 堂々制空
(中央標語研究会/昭和14年)
征くぞ護るぞ 皆決死
(河北新報社/昭和14年)
征くも守るも 覚悟は一つ
(富山県/昭和14年)
征けぬ身に 変へて捧げよ 鉄と銅
(標語報国社/昭和16年)
征けぬ身は せめて育児で 御奉公
(ラクトーゲン本舗/昭和14年)
征け 米英にとどめ刺すまで
(情報局/昭和17年)
征けよ聖戦 銃後は堅し
(山梨日々新聞/昭和12年)
行けよ炭礦 男の職場
(企画院/昭和16年)
遊山ユサンではないぞ 錬磨のハイキング
(広島県山岳連盟/昭和16年)
油断すな敵機の的だ我が帝都
(東京市防衛局/昭和18年)
油断すな 見えぬ無言の 諜報網
(中央標語研究会/昭和15年)
油断の蔭から スパイは躍る
(愛知県/昭和13年)
油断はないか無駄ないか
(大日本婦人会朝鮮慶北支部/昭和18年)
緩む心に 喰ひ込むスパイ
(一宮警察署/昭和13年)
ゆるんですむか 護国の霊に
(河北新報社/昭和14年)
《よ》
よい子強い子み国の宝
(大日本婦人会朝鮮慶北支部/昭和18年)
よい子強い子勇士の子
(名古屋市銃後奉公会/昭和15年)
よい児殖やして 興亜をリレー
(日本カレンダー株式会社/昭和17年)
酔うて話すな 浮かれて言ふな
(神奈川県新聞社/昭和15年)
余暇も捧げて 銃後のツトメ
(大木合名会社/昭和17年)
翼賛に 俺はこの役 この仕事
(大阪日刊工業新聞社/昭和16年)
翼賛の 家庭に光る 代用品
(代用品協会/昭和16年)
翼賛は 戸毎コゴトに下る 動員令
(土陽新聞社/昭和16年)
翼賛は 戸毎に下る 動員令
(防長新聞社/昭和16年)
翼賛は 身から 家から 心から
(防長新聞社/昭和16年)
呼ぶぞ 招くぞ 海の幸
(大毎・東日新聞社/昭和16年)
寄らば一撃 備へは不動
(情報局/昭和16年)
《り》
利を捨て 身を捨て 国興せ
(笑花堂/昭和15年)
理屈言う間に一仕事
(大政翼賛会/昭和17年)
理屈抜き贅沢ぜいたく抜きで勝抜かう
(神戸市総務局/昭和18年)
立憲の錦は 自治の機で織る
(内務省/大正11年)
りつぱな戦死とゑがほの老婆
(名古屋市銃後奉公会/昭和15年)
りっぱな戦士とゑがほの老母
(名古屋市銃後奉公会/昭和15年)
流言は自分で 咀み殺せ
《発表団体・発表年など不詳》
*昭和19年〈1944年〉佐世保鎮守府軍民連絡部刊「決戦防諜」より
《る》
留守を守るは婦人のつとめ
(大日本婦人会朝鮮慶北支部/昭和18年)
《ろ》
論より 努力
(希望の窓社/昭和15年)
《わ》
我が子育てる 心で興亜
(名古屋新聞社/昭和13年)
わが家から 敵が撃てるぞ経済戦
(大日本婦人会/昭和18年)
我家の翼賛 子沢山
(中央標語研究会/昭和17年)
分ける配給 不平を言ふな
(大日本婦人会朝鮮慶北支部/昭和18年)
我先に 聞かせたいこと いはぬこと
(中央標語研究会/昭和15年)
我は海の子 東亜の盟主
(海事協会/昭和16年)
我一人 洩れては恥だ 総力戦
(読売新聞社/昭和14年)
《参考文献》
決戦防諜
国立国会図書館蔵
 

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Last updated : 2022/11/23