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《 注 》
※「既」「闘」「弁」の3つの漢字は、ここでは複数の旧字体に対応していますが、新字体から旧字体に変換した場合、全て右側の文字に変換されます。
既 ⇒ 既 闘 ⇒ 鬪 弁 ⇒ 辯
 このうち、「弁」に対応する旧字体は「辯」「辨」「瓣」の3つで、ここでは全て「辯」に変換されますが、3つはそれぞれ意味が違いますのでご注意ください。
 辯 ]のべる。主張する。弁解する。使用例 ➡ 辯護士 など
 辨 ]わける。正しいか正しくないかを分ける。わきまえる。使用例 ➡ 辨理士 など
 瓣 ]花びら。管を流れる気体・液体の流れを制御する装置。バルブ。生物の器官にある流路をさえぎる膜。使用例 ➡ 花瓣 など
※今後の調査によってはデータの加除も考えられます。
※変換結果を公式なものにお使いになる場合は、固有名詞など十分な校正を行ってください。
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    亜(亞)
    悪(惡)
    圧(壓)
    囲(圍)
    医(醫)
    為(爲)
    壱(壹)
    逸(逸)
    飲(飮)
    隠(隱)
    羽(羽)
    栄(榮)
    営(營)
    鋭(銳)
    衛(衞)
    益(益)
    駅(驛)
    悦(悅)
    謁(謁)
    閲(閱)
    円(圓)
    塩(鹽)
    縁(緣)
    艶(艷)
    応(應)
    欧(歐)
    殴(毆)
    桜(櫻)
    奥(奧)
    横(橫)
    温(溫)
    穏(穩)
    仮(假)
    価(價)
    禍(禍)
    画(畫)
    会(會)
    悔(悔)
    海(海)
    絵(繪)
    壊(壞)
    懐(懷)
    慨(慨)
    概(槪)
    拡(擴)
    殻(殼)
    覚(覺)
    学(學)
    岳(嶽)
    楽(樂)
    喝(喝)
    渇(渴)
    褐(褐)
    鎌(鐮)
    缶(罐)
    巻(卷)
    陥(陷)
    間(閒)
    勧(勸)
    寛(寬)
    漢(漢)
    関(關)
    歓(歡)
    館(館)
    観(觀)
    顔(顏)
    巌(巖)
    気(氣)
    祈(祈)
    既(既)
    既(旣)
    帰(歸)
    亀(龜)
    器(器)
    偽(僞)
    戯(戲)
    犠(犧)
    却(卻)
    旧(舊)
    拠(據)
    挙(擧)
    虚(虛)
    峡(峽)
    挟(挾)
    狭(狹)
    強(强)
    教(敎)
    郷(鄕)
    響(響)
    尭(堯)
    暁(曉)
    勤(勤)
    謹(謹)
    区(區)
    駆(驅)
    勲(勳)
    薫(薰)
    径(徑)
    茎(莖)
    契(契)
    恵(惠)
    掲(揭)
    渓(溪)
    経(經)
    蛍(螢)
    軽(輕)
    継(繼)
    鶏(鷄)
    芸(藝)
    撃(擊)
    欠(缺)
    研(硏)
    県(縣)
    倹(儉)
    剣(劍)
    険(險)
    圏(圈)
    検(檢)
    献(獻)
    権(權)
    顕(顯)
    験(驗)
    彦(彥)
    厳(嚴)
    戸(戶)
    呉(吳)
    娯(娛)
    広(廣)
    効(效)
    恒(恆)
    黄(黃)
    鉱(鑛)
    号(號)
    告(吿)
    国(國)
    黒(黑)
    穀(穀)
    砕(碎)
    済(濟)
    斎(齋)
    歳(歲)
    剤(劑)
    冊(册)
    殺(殺)
    雑(雜)
    参(參)
    桟(棧)
    蚕(蠶)
    惨(慘)
    産(產)
    賛(贊)
    残(殘)
    糸(絲)
    祉(祉)
    視(視)
    歯(齒)
    飼(飼)
    児(兒)
    辞(辭)
    湿(濕)
    実(實)
    写(寫)
    社(社)
    舎(舍)
    者(者)
    煮(煮)
    釈(釋)
    寿(壽)
    収(收)
    臭(臭)
    従(從)
    渋(澁)
    獣(獸)
    縦(縱)
    祝(祝)
    粛(肅)
    処(處)
    渚(渚)
    暑(暑)
    署(署)
    緒(緖)
    諸(諸)
    叙(敍)
    尚(尙)
    将(將)
    祥(祥)
    称(稱)
    渉(涉)
    焼(燒)
    証(證)
    奨(奬)
    条(條)
    状(狀)
    乗(乘)
    浄(淨)
    剰(剩)
    畳(疊)
    縄(繩)
    壌(壤)
    嬢(孃)
    穣(穰)
    譲(讓)
    醸(釀)
    触(觸)
    嘱(囑)
    神(神)
    晋(晉)
    真(眞)
    寝(寢)
    慎(愼)
    尽(盡)
    図(圖)
    粋(粹)
    酔(醉)
    穂(穗)
    随(隨)
    髄(髓)
    枢(樞)
    数(數)
    瀬(瀨)
    声(聲)
    青(靑)
    斉(齊)
    清(淸)
    晴(晴)
    靖(靖)
    精(精)
    静(靜)
    税(稅)
    窃(竊)
    摂(攝)
    節(節)
    説(說)
    絶(絕)
    専(專)
    浅(淺)
    戦(戰)
    践(踐)
    銭(錢)
    潜(潛)
    繊(纖)
    禅(禪)
    祖(祖)
    双(雙)
    壮(壯)
    争(爭)
    荘(莊)
    捜(搜)
    挿(插)
    巣(巢)
    曽(曾)
    痩(瘦)
    装(裝)
    僧(僧)
    層(層)
    総(總)
    聡(聰)
    騒(騷)
    増(增)
    憎(憎)
    蔵(藏)
    贈(贈)
    臓(臟)
    即(卽)
    属(屬)
    続(續)
    堕(墮)
    対(對)
    体(體)
    帯(帶)
    滞(滯)
    台(臺)
    滝(瀧)
    択(擇)
    沢(澤)
    琢(琢)
    脱(脫)
    担(擔)
    単(單)
    胆(膽)
    嘆(嘆)
    団(團)
    断(斷)
    弾(彈)
    遅(遲)
    痴(癡)
    虫(蟲)
    昼(晝)
    鋳(鑄)
    著(著)
    猪(猪)
    庁(廳)
    徴(徵)
    聴(聽)
    懲(懲)
    勅(敕)
    鎮(鎭)
    塚(塚)
    禎(禎)
    逓(遞)
    鉄(鐵)
    点(點)
    転(轉)
    伝(傳)
    都(都)
    灯(燈)
    当(當)
    党(黨)
    盗(盜)
    稲(稻)
    闘(鬪)
    闘(鬭)
    徳(德)
    独(獨)
    読(讀)
    突(突)
    届(屆)
    内(內)
    難(難)
    弐(貳)
    悩(惱)
    脳(腦)
    覇(霸)
    拝(拜)
    廃(廢)
    売(賣)
    梅(梅)
    麦(麥)
    発(發)
    髪(髮)
    抜(拔)
    飯(飯)
    繁(繁)
    晩(晚)
    蛮(蠻)
    卑(卑)
    秘(祕)
    碑(碑)
    姫(姬)
    浜(濱)
    賓(賓)
    頻(頻)
    敏(敏)
    瓶(甁)
    侮(侮)
    福(福)
    払(拂)
    仏(佛)
    併(倂)
    並(竝)
    塀(塀)
    餅(餠)
    辺(邊)
    変(變)
    弁(辯)
    弁(辨)
    弁(瓣)
    勉(勉)
    歩(步)
    舗(舖)
    宝(寶)
    豊(豐)
    褒(襃)
    墨(墨)
    没(沒)
    翻(飜)
    槙(槇)
    毎(每)
    万(萬)
    満(滿)
    免(免)
    麺(麵)
    黙(默)
    弥(彌)
    訳(譯)
    薬(藥)
    祐(祐)
    与(與)
    予(豫)
    余(餘)
    誉(譽)
    揺(搖)
    様(樣)
    謡(謠)
    遥(遙)
    瑶(瑤)
    来(來)
    頼(賴)
    乱(亂)
    覧(覽)
    欄(欄)
    竜(龍)
    隆(隆)
    旅(旅)
    虜(虜)
    両(兩)
    猟(獵)
    緑(綠)
    隣(鄰)
    涙(淚)
    塁(壘)
    類(類)
    礼(禮)
    励(勵)
    戻(戾)
    霊(靈)
    隷(隸)
    齢(齡)
    暦(曆)
    歴(歷)
    恋(戀)
    廉(廉)
    練(練)
    錬(鍊)
    炉(爐)
    労(勞)
    郎(郞)
    朗(朗)
    廊(廊)
    楼(樓)
    禄(祿)
    録(錄)
    湾(灣)
  • 旧字体
    亞惡壓圍醫爲壹逸飮隱羽榮營銳衞益驛悅謁閱圓鹽緣艷應歐毆櫻奧橫溫穩假價禍畫會悔海繪壞懷慨槪擴殼覺學嶽樂喝渴褐鐮罐卷陷閒勸寬漢關歡館觀顏巖氣祈既旣歸龜器僞戲犧卻舊據擧虛峽挾狹强敎鄕響堯曉勤謹區驅勳薰徑莖契惠揭溪經螢輕繼鷄藝擊缺硏縣儉劍險圈檢獻權顯驗彥嚴戶吳娛廣效恆黃鑛號吿國黑穀碎濟齋歲劑册殺雜參棧蠶慘產贊殘絲祉視齒飼兒辭濕實寫社舍者煮釋壽收臭從澁獸縱祝肅處渚暑署緖諸敍尙將祥稱涉燒證奬條狀乘淨剩疊繩壤孃穰讓釀觸囑神晉眞寢愼盡圖粹醉穗隨髓樞數瀨聲靑齊淸晴靖精靜稅竊攝節說絕專淺戰踐錢潛纖禪祖雙壯爭莊搜插巢曾瘦裝僧層總聰騷增憎藏贈臟卽屬續墮對體帶滯臺瀧擇澤琢脫擔單膽嘆團斷彈遲癡蟲晝鑄著猪廳徵聽懲敕鎭塚禎遞鐵點轉傳都燈當黨盜稻鬪鬭德獨讀突屆內難貳惱腦霸拜廢賣梅麥發髮拔飯繁晚蠻卑祕碑姬濱賓頻敏甁侮福拂佛倂竝塀餠邊變辯辨瓣勉步舖寶豐襃墨沒飜槇每萬滿免麵默彌譯藥祐與豫餘譽搖樣謠遙瑤來賴亂覽欄龍隆旅虜兩獵綠鄰淚壘類禮勵戾靈隸齡曆歷戀廉練鍊爐勞郞朗廊樓祿錄灣
  • 新字体
    亜悪圧囲医為壱逸飲隠羽栄営鋭衛益駅悦謁閲円塩縁艶応欧殴桜奥横温穏仮価禍画会悔海絵壊懐慨概拡殻覚学岳楽喝渇褐鎌缶巻陥間勧寛漢関歓館観顔巌気祈既帰亀器偽戯犠却旧拠挙虚峡挟狭強教郷響尭暁勤謹区駆勲薫径茎契恵掲渓経蛍軽継鶏芸撃欠研県倹剣険圏検献権顕験彦厳戸呉娯広効恒黄鉱号告国黒穀砕済斎歳剤冊殺雑参桟蚕惨産賛残糸祉視歯飼児辞湿実写社舎者煮釈寿収臭従渋獣縦祝粛処渚暑署緒諸叙尚将祥称渉焼証奨条状乗浄剰畳縄壌嬢穣譲醸触嘱神晋真寝慎尽図粋酔穂随髄枢数瀬声青斉清晴靖精静税窃摂節説絶専浅戦践銭潜繊禅祖双壮争荘捜挿巣曽痩装僧層総聡騒増憎蔵贈臓即属続堕対体帯滞台滝択沢琢脱担単胆嘆団断弾遅痴虫昼鋳著猪庁徴聴懲勅鎮塚禎逓鉄点転伝都灯当党盗稲闘徳独読突届内難弐悩脳覇拝廃売梅麦発髪抜飯繁晩蛮卑秘碑姫浜賓頻敏瓶侮福払仏併並塀餅辺変弁勉歩舗宝豊褒墨没翻槙毎万満免麺黙弥訳薬祐与予余誉揺様謡遥瑶来頼乱覧欄竜隆旅虜両猟緑隣涙塁類礼励戻霊隷齢暦歴恋廉練錬炉労郎朗廊楼禄録湾
  • このアプリで変換できないことがあるかも知れない旧字体括弧内はその新字体)】
  • *基本的には上の表の全ての漢字が変換できますが、一部のブラウザーでは変換できない場合があるかも知れません。
    *下の漢字をクリックすると拡大します。
    *ブラウザーによっては、拡大した旧字が新字体である場合があります。
    パソコンで表示出来ない旧字体を画像にしたページが別にあります。
     旧字体を覚えよう !! 新旧字体一覧  
    新字体・旧字体対照表」を別途用意しました。
     新字体・旧字体対照表  
    旧字チェックプログラム」を別途用意しました。
     旧字体をチェックする  
    ・上記に出て来ない漢字で、『字通』(白川静著・平凡社)で旧字形とされる主な漢字。
    ※旧字は画像で表示しているため、拡大はしません。
    新字
    旧字
    新字
    旧字
    新字 簿
    旧字
    新字          
    旧字
    これらの漢字を含め、1,000 近い新旧字体を画像で表示するページを別に用意しました。
     旧字体を覚えよう!!  新字と旧字を画像で確認  
    「券」の旧字形に似ている漢字として、「𠔉」に「力」を書く字があります。
     この「劵」という字は、大正6年(1917年)に刊行された、上田萬年などが編纂した『大字典』によれば、「倦」と同義で、訓読みは「ツカル(動・下二)」と表記され、「倦」の字の現代での訓読みは「つか-れる」「う-む」、音読みは「ケン」などです。
    《「旧字体・新字体相互変換」の使い方など》
    • このプログラムでは、旧字体(旧漢字)と新字体(新漢字)を相互に変換することができます。例えば、「旧」の旧字体である「舊」を新字体の「旧」に、また、「旧」を旧字体の「舊」に変換することができます。ただし、お使いのブラウザーの種類・バージョンなどによって変換できる漢字が違う場合もあります。予めご了承ください。
    • このプログラムでは、文字コードの関係から旧字体とされる全ての漢字を変換することはできません。変換できるのは上の表に掲げた漢字のみです。
    • このページに「旧字体」として掲載している漢字は、2010年(平成22年)に改定された 常用漢字表〔文化庁サイト〕  及び、各種辞典等を参考にしていますが、旧字体の全てについて定義するものではありません。
    • ここでの旧字体(旧字)とは、1946年〈昭和21年〉に告示された「当用漢字表」を受け、略字の採用・点画の整理などが行われて告示された1949年〈昭和24年〉の「当用漢字字体表」と、それを引き継いだ「常用漢字表」で定められたいわゆる新字体、及び「人名用漢字」の中の新字体に対応する漢字を指します。ただし、「嶽」に対する「岳」、「溫」に対する「温」など、新字体とした中には旧来から使われていた漢字も含まれます。
    • 1949年(昭和24年)内閣告示の「当用漢字字体表」では、いわゆる略字体や筆写体・俗字体などを採用し、「舊」を「旧」、「圓」を「円」、「醫」を「医」などと、一部の漢字について古くから使われていた形を改めました。
    • 「漢字一覧」の中に、「?」などと文字化けしている漢字がある場合は、お使いの環境・ブラウザーでは表示できないことを表します。違うブラウザーをお使いになるなどしてください。
    • 一つの新字に複数の旧字がある場合、このプログラムで新字から旧字に変換すると、変換されるのはこのプログラムで先頭に配置した漢字のみです。
      『既=既・旣』『闘=鬪・鬭』『弁=辯・辨・瓣』
    • 「既」の旧字体について、「常用漢字表」では康煕字典体こうきじてんたいとして「既」を掲げますが、「旣」も旧字体とする辞典もあるため、ここでは二つを旧字体として示しました。
    • 「闘」の旧字体について、「常用漢字表」では康煕字典体として「鬭」を掲げますが、「鬪」も旧字体とする辞典もあるため、ここでは二つを旧字体として示しました。
    • 「衛」「覇」「翻」の旧字体について、「常用漢字表」では康煕字典体として「衞」「霸」「飜」を掲げますが、別体の「衛の旧字体」「覇の旧字体」「翻の旧字体」を掲げる辞典もあります。この三文字の旧字体は現時点のパソコンのフォントでは表示できません。
    • 「台」と「臺」は本来別の漢字で、旧字・略字としてではなく「台」を使うものとして、「天台宗」「台覧」「台臨」などがあります。
    • 「予」は、「予期」「予定」などでは「豫」が旧字ですが、キリスト教・イスラム教などの「預言」「預言者」では「預」を専ら用いるとされます。
    • 「余」は、一人称ではそのまま「余」で、「餘」を使うことはありません。
    • 「着物を着る」などの「着(ちゃく)」の旧字は、「著(ちょ)」の旧字と同じ「著(者に点のある「ちょ」)」という字です(ただし、このプログラムでは「着」と「著」の相互変換はできません)。「著」と「着」を正字・俗字の関係とする辞典も見られますが、いずれの場合も現在は「チョ」と「チャク」の音で使い分けられています。しかし、旧字を新字に置き換えた文芸作品などで、「著物を著る」などとした例が稀に見られます。
    • 例えば、森鷗外の『最後の一句』で、“新字、現代仮名づかいに改めた”とする書籍で、新字体で「著物」としたものが見られました。調査をした新字体で書かれた書籍6点のうち、「着物」としたのは2点のみで、他の4点は「著物」でした。(「鷗外全集」[全三十八巻 岩波書店]を底本として比較してみましたが、全てが同じ底本であるかどうかは不明です)
      • 【旧字から新字への置き換え】(アンダーラインは置き換えられた新字、現代仮名)
      • 《上記旧字本で》
        『ぢやあ、おおきものせて上げよう』
      • 《新字にしたとする本 - 新字の「著」が使われている例》
        じゃあ、お起、物をせて上げよう』
    • また、折口信夫の『死者の書』で、「折口信夫全集」(全三十一巻別巻一 中央公論社)を底本にして“新字に改めた”とする書籍に次のような表現が見られました。
      • 【旧字から新字への置き換え】(アンダーラインは置き換えられた新字)
      • 《旧字での底本》
        『おれのからだは、著こんだ著物の下で』
        『著物を下さい。著物をーー』
        『著物がなくなった。すっぱだかで出て來た赤ん坊になりたいぞ』
      • 《新字にしたとする本 - 新字の「著」が使われている例》
        『おれのからだは、こんだ物の下で』
        物を下さい。物をーー』
        物がなくなった。すっぱだかで出てた赤ん坊になりたいぞ』
    • このプログラムは、いわゆる新字体と旧字体を変換するもので、基本的には異体字には対応していません。例えば、「体」の旧字体は「體」で、このプログラムで変換されますが、同じく「体」を表す「躰」や「軆」は異体字で、このプログラムでは変換されません。
    • 「異体字」については、参考として変換プログラムを用意しました。 《参考》異体字・通用字体変換 
    • 「印刷標準字体」と言われる、「鷗」(鴎)、「軀」(躯)、「潑」(溌)、「蠟」(蝋)などの変換には対応していません。
    《参考にした辞典》
     「福武漢和辞典」(1990年〈平成2年〉)
     「角川新字源」(1994年〈平成6年〉)
     「角川最新漢和辞典」(1998年〈平成10年〉)
     「新潮日本語漢字事典」(2007年〈平成19年〉 )
     「新選漢和辞典・小学館」(2011年〈平成23年〉 )
     「字通・平凡社」(2014年〈平成26年〉 )
     「角川新字源」(2017年〈平成29年〉)
    2022/02/22
    2012/01/23

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    Last updated : 2023/11/24