『浮世絵・錦絵』 などを見る「目次」 

絵本江戸土産(えほんえどみやげ)・くずし字を読む
= 水神の森 真崎の社 =

《水神の森 真崎の社》
《翻刻》
水神の森 真崎の社  真崎は浅草の方にして水神は川向ひ也 いずれも古き御社にて物舊神寂ていと尊し この辺 閑雅の風景あり 詩歌の人々常に称す たたく水鶏の名所もこの辺にておもしろし

《現代表記》
水神の森(すいじんのもり) 真崎の社(まつざきのやしろ)  真崎(まつざき)は浅草(あさくさ)の方(かた)にして水神(すいじん)は川向いなり、いずれも古き御社(みやしろ)にて物旧(ものふり)神寂(かんさび)ていと尊し。この辺(へん)、閑雅(かんが)の風景あり。詩歌(しいか)の人々常に称す。たたく水鶏(くいな)の名所(などころ)もこの辺(あたり)にておもしろし。

*物旧(ものふる)は、どことなく古くなる。古びるなどの意。
*神さびる(かみさびる・かんさびる)は、古びて神々しく見える。荘厳で神秘的であるなどの意。
*広重は、名所江戸百景     でも「隅田川水神の森真崎」「真崎辺より水神の森内川関屋の里を見る図」として真崎付近を描く。
*この地図の初期設定での中心点は真崎付近。初期設定の左の地図は関東平野迅速測図と呼ばれる地図で、明治前期の、明治13年〈1880年〉から明治19年〈1886年〉にかけての関東平野。

Last updated : 2025/12/26