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絵本江戸土産(えほんえどみやげ)・くずし字を読む
= 花屋敷 秋の花園 =

《花屋敷 秋の花園》
《翻刻》
花屋敷 秋の花園  牛嶋辺にあり 園中廣くして 春は梅花馥郁たり 夏より秋の半ばに至りて 桔梗 かるかや をとこへし その他種々の艸の花 なまめきたてる女郎花の 色をあらそふ遊観は花やしきの名も空しからず

《現代表記》
花屋敷(はなやしき) 秋(あき)の花園(はなぞの)  牛島(うしじま)辺(へん)にあり。園中(えんちゅう)広くして、春は梅花(ばいか)馥郁(ふくいく)たり。夏より秋の半(なか)ばに至りて、桔梗(ききょう)、かるかや、おとこえし、その他種々(しゅじゅ)の草の花、なまめきたてる女郎花(おみなえし)の、色をあらそう遊観(ゆうかん)は花屋敷(はなやしき)の名も空(むな)しからず。

*「かるかや」は、刈萱。
*「おとこえし」は、男郎花。「おとこめし」とも。

Last updated : 2025/12/26