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= 小村井 梅園 =

《小村井 梅園》
《翻刻》
小村井 梅園  小村井は亀戸より四五町巽の方にあり 此所に香取の社あり その傍 梅園ありて 満開の節は 薫風馥郁として行人の鼻を穿つ 実に新古の梅屋敷にも倍たる勝景といへども 近世開発の芳園にて人多く知らす

《現代表記》
小村井おむらい 梅園うめぞの   小村井おむらい亀戸かめどより四五町たつみかたにあり、此の所に香取の社かとりのやしろあり。そのかたわら梅園うめぞのありて、満開まんかいせつは、薫風くんぷう馥郁ふくいくとして行人こうじんはな穿うがつ。実に新古しんこ梅屋敷うめやしきにもましたる勝景しょうけいといえども、近世きんせい開発かいほつ芳園ほうえんにて人多く知らず。

亀戸かめどは、現在は「かめいど」と呼ばれる。
*説明は、などの意。
*万治は、1658年から1661年。
漢字かな
*この地図の初期設定での中心点は、現在の香梅園付近。かつてこの付近に小村井梅園と呼ばれた梅園があった。初期設定の左の地図は関東平野迅速測図と呼ばれる地図で、明治前期の、明治13年〈1880年〉から明治19年〈1886年〉にかけての関東平野。

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Last updated : 2022/11/23