モールス符号 (モールス信号)
《主な記号》

《モールス通信電鍵 - Telegraph key》
無線局運用規則
第十二条 モールス符号の使用
モールス無線電信による通信(以下「モールス無線通信」という)には、別表第一号に掲げるモールス符号を用いなければならない。
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速さ・周波数 調整用サンプル
[ ア ] --・--
[ Y ] -・--

主な記号

* 符号の下の「AAA, RK」などの表記は、世界各国での覚え方の参考例。
記号
※ 括弧内は、主に「無線局運用規則」での表現。
符号
. ピリオド(終点) ・-・-・-
AAA, RK
, コンマ(小読点) --・・--
MIM, GW
: コロン(重点又は除法の記号) ---・・・
OS
; セミコロン -・-・-・
NNN, KR
? 疑問符(問符) ・・--・・
IMI, UD
_ アンダースコア ・・--・-
UK
+ プラス(十字符又は加算の記号) ・-・-・
AR, RN
- ハイフン(連続線、横線又は減算の記号) -・・・・-
DU, BA
× 乗算(乗算の記号) -・・-
^ べき乗 ・・・・・・
/ 斜線・スラッシュ(又は除法の記号) -・・-・
DN, NR, XE
= 二重線・等号・イコール -・・・-
BT, NU
@ アットマーク(単価記号)
* アットマークは、2004年〈平成16年〉制定
・--・-・
AC, WR, PN
( 開き括弧・左括弧
* 縦書き和文の下向き括弧は
 -・--・-
-・--・
KN, NG
) 閉じ括弧・右括弧
* 縦書き和文の下向き括弧は
 -・--・-
-・--・-
KK, NQ
& アンド・アンパサンド
* 待機要求と同じ
・-・・・
AS
" ダブルクォーテーション(引用符) ・-・・-・
RR
' アポストロフィ(略符) ・----・
WG, JN
! エクスクラメーションポイント(感嘆符) -・-・--
KW, CM
$ ドル記号 ・・・-・・-
SX
訂正 ・・・・・・・・
HH
送信開始 -・・・-
BT( = と同じ )
送信終了 ・-・-・
AR, RN( + と同じ )
通信の終了 ・・・-・-
SK, VA
送信要求 -・-
( K と同じ )
待機要求 ・-・・・
AS( & と同じ )
了解 ・・・-・
SN, VE
和文記号
l 長音 ・--・-  
、 区切点 ・-・-・-  
」 段落 ・-・-・・  
( 下向き括弧 -・--・-  
) 上向き括弧 ・-・・-・  
本文  -・・--- ホレ
訂正・終了  ・・・-・ ラタ

数字

数字
1 ・----
2 ・・---
3 ・・・--
4 ・・・・-
5 ・・・・・
6 -・・・・
7 --・・・
8 ---・・
9 ----・
0 -----
数字の略体
1 ・- A と同じ
2 ・・- U と同じ
3 ・・・- V と同じ
4 ・・・・-  
 5 ・・・・・  
 6 -・・・・  
7 -・・・ B と同じ
 8 -・・ D と同じ
 9 -・ N と同じ
0 T と同じ

 無線局運用規則 別表第一号 モールス符号(第十二条関係) 注

別表第一号 モールス符号(第十二条関係)
 注
一 符号の線及び間隔
  1. 一線の長さは、三点に等しい。
  2. 一符号を作る各線又は点の間隔は、一点に等しい。
  3. 二符号の間隔は、三点に等しい。
  4. 二語の間隔は、七点に等しい。
二 航空無線通信業務における字、記号の使用方法
  1. 記号は、和文では区切点及び段落、欧文では終点、問符及び斜線に限り、その他の記号の使用は、本文を理解するために必要な場合に限る。
  2. ローマ数字を送る場合は、ROMANの語を冠して送るものとする。
三 欧文の場合における数字と文字との集合、「%」、「‰」、帯分数、分及び秒等の送信方法
  1. 数字と文字とで構成した集合は、数字と文字との間に間隔を置かずに送るものとする。
  2. 「%」又は「‰」の記号は、数字の零、斜線及び数字の零又は零零を連続して送るものとする。
  3. 帯分数は整数と分数との間に、「%」又は「‰」の記号を伴う数字は数字と「%」又は「‰」との間に連続線を送るものとする。
  4. 分の記号「’」は略符を一回、秒の記号「’’」は略符を二回送るものとする。

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Last updated : 2023/12/13