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著名作品の「書き出し」と「書き終わり・結び」
「書き終わり・結び」
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 「書き終わり・結び」 <作家別・わ行>
文字をクリックすると、説明や文章が出たり消えたりします。
 使い方と説明
下の枠の番号をクリックすると、表示されている作家の作品が出たり消えたりします。
主に明治・大正から昭和初期の作家の、日本文学を主とする著名な作品の「書き出し」と「書き終わり・結び」を収録しました。一部翻訳文も含まれます。
詩集や、段などで書かれている作品は、初めの一編(一段、一作など)と最後の一編(一段、一作など)を「書き出し」「書き終わり・結び」として示しました。小説や随筆などにおける「書き出し」「書き終わり・結び」とはやや趣が異なります。
このページでは、『作家別・わ行』の作品の「書き終わり・結び」、つまり作品の最後の部分を表示します。
「書き出し」は別のページで見ることができます。「書き出しを見る」をクリックして下さい。
「インターネット電子図書館 青空文庫 」からの引用がかなりの割合を占めます。引用したサイトがある場合、それぞれの作品の原文へのリンクを設けました。
研究や学習にお使いの際は、辞典・専門書などでご確認下さい。
1 若松賤子 「忘れ形見」
 これからあと直(すぐ)に、徳蔵おじはお暇(いとま)を願って、元(も)と出た自分の国へ引込みました。徳蔵おじはモウ年が寄って、故郷(ふるさと)を離れる事が出来ないので、七年という実に面白い気楽な生涯をそこで送り、極(ごく)おだやかに往生を遂(とげ)る時に、僕をよんで、これからは兼て望(のぞみ)の通り、船乗りになっても好(よい)といいました。僕は望が叶(かなっ)たんだから、嬉しいことは嬉しいけれど、ここを離れて行くとなると何だか心残(こころのこり)です。ですが僕はこんなに気楽には見えてもあのように終りまで心にかけて、僕のようなものの行末を案じて下すった奥さまに対して、是非(ぜひ)清い勇ましい人物にならなくッてはならないと、始終考えているんです。

 
 

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