ものの数え方一覧 | 助数詞一覧【ら行 - れ】【みんなの知識ちょっと便利帳】

= ら行 - れ =

もの		数え方
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れい	例 [例題、例文、引例]	一例、一つ
れい	霊	一つ、一個、一位、一柱（はしら）
れい	作品を見る【参考】太宰治「誰」：ザラツストラの教義の影響を受けて、ユダヤ人も今はエホバに依って完成せられた一切の善を、くつがえそうとしているもう一つの霊の存在を信じ始めた。【参考】岡倉覚三　村岡博訳「茶の本」：かくのごとくして愛の二元論が始まった。すなわち二個の霊は空間を流転してとどまることを知らず、ついに合して始めて完全な宇宙をなす。人はおのおの希望と平和の天空を新たに建て直さなければならぬ。
れい	鈴 [仏具で。五鈷鈴(ごこれい)など]	一口（こう・く・くち）、一個
れい	→ 鈴[すず]＝楽器など、→ 鈴[りん]＝仏具 ※ 文化財では一口（く）という表現が見られる。
れい	レイ [→ 花冠]	一本
	【知識】頭・首・肩などにかけるハワイの伝統的装飾品。
	作品を見る【参考】片岡義男「波乗りの島」：アロハ・シャツに白いスラックス、そして黒い樹の実で作ったレイを一本、彼は首にかけていた。シャツの襟や裾が、風にはためいた。
れいきゃくふぁん	冷却ファン	一基、一台、一個
れいきゅうじどうしゃ・れいきゅうしゃ	霊柩自動車・霊柩車 [→ 葬儀自動車・葬儀車、→ 柩]	一台、一輛・一両、一柩
れいきゅうじどうしゃ・れいきゅうしゃ	作品を見る【参考】牧逸馬「アリゾナの女虎」：　勇躍したラッセル判事は、何を考えたのか、市第一の葬儀屋、ガス・アルヴァレッツ会社へ電話を掛けて、霊柩自動車を一台、至急バルテモア車庫へ廻わすようにと頼んだ。
れいざん	霊山 [→ 山]	一峰、一岳、一座、一山
れいし	霊芝 [→ キノコ・茸]	一本、一枚
れいし	作品を見る【参考】室生犀星「庭をつくる人」：或る時庭の片隅の梅の切株に、霊芝（れいし）が五本生え、月を経てその菌は笠をひろげた。
れいしょ	令書	一通、一枚、一葉（よう）
れいじょう	令状 [→ 召集令状]	一枚、一葉（よう）、一片、一通、一本、一封
れいじょう	作品を見る【参考】黒島伝治「渦巻ける烏の群」：それは、令状一枚でかり出して来られるのだ。【参考】穂積陳重「法窓夜話」：或日の事、一葉の令状が突然東京地方裁判所から黒川博士の許（もと）に舞い込んで来た。何事ならんと打驚いて見ると、来る何日某事件の証人として当廷に出頭すべしということであった。【参考】永井隆「ロザリオの鎖」：君は全体主義の犠牲者だねえ。令状一本で特攻隊に呼びつけられ、好むと好まぬとにかかわらず一つの型に切られ、全体の機構の一部分で何もわからずにくるくる回らされていたんだなあ。
れいじょう	礼状	一通、一本、一葉（よう）、一片、一封
れいじょう	作品を見る【参考】国木田独歩「おとずれ」：昨年の春より今年の春まで一年（ひととせ）と三月（みつき）の間、われは貴嬢（きみ）が乞（こ）わるるままにわが友宮本二郎が上を誌（しる）せし手紙十二通を送りたり、十二通に対する君が十五通の礼状を数えても一年と三月が間の貴嬢（きみ）がよろこびのほどは知らる。今十二通の裏にみなぎる春の楽しみを変えて三通を貫く苦き消息（おとずれ）となしたもうは貴嬢（きみ）ならずや。
れいすいき	冷水器・冷水機 [→ ウォータークーラー]	一台、一基 [大型のもの]
れいぞうこ	冷蔵庫 [→ 温蔵庫、→ 熱蔵庫]	一台、一基 [大型のもの] 、一棟（むね・とう） [建物で]
れいとうき	冷凍機	一台、一基 [大型のもの]
れいとうこ	冷凍庫	一台、一基 [大型のもの] 、一棟（むね・とう） [建物で]
れいどう	霊堂 [→ 納骨堂、→ 墓]	一堂、一宇、一棟（むね・とう）
れいはいどう	礼拝堂 [→ チャペル、→ 聖堂]	一堂、一棟、一宇
れいはいどう	※ 文化財では一棟という表現が見られる。
れいぴあ	レイピア [→ 剣]	一振（ふり）、一本、一刀、一剣
れいびょう	霊廟	一基、一宇（う）
れいびょう	※ 文化財では一基という表現が見られる。
れいほう	礼砲	一発
れいほう	作品を見る【参考】ビクトル・ユーゴー豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」：港からは規定の十一発の礼砲が放たれ、
れいぼうき	冷房機	一台、一基
れいぼうきぐ	冷房器具	一台、一基
れいんこーと・れーんこーと	レインコート・レーンコート [→ 雨合羽]	一枚、一着
れいんこーと・れーんこーと	作品を見る【参考】小熊秀雄「小熊秀雄全集-7 詩集（６）長篇詩集」：大西は枯草を集めてきて敷いたその上にサクラ子を寝せ大西の片腕を枕にさせて一枚のレインコートを二人でかけた
れいんしゅーず・れーんしゅーず	レインシューズ・レーンシューズ [→ 雨靴]	一足
れーき	レーキ [→ 熊手]	一挺［一丁］（ちょう）、一本、一口（こう・く）
れーざー	レーザー [機械]	一台、一基
れーざー	レーザー [光線]	一本、一筋（すじ）、一条（すじ・じょう）
れーざーでぃすく	レーザーディスク	一枚
れーざーぷりんたー	レーザープリンター	一台
れーしんぐかー	レーシングカー [→ 車]	一台
れーだー	レーダー	一基、一台、一本
れーどる	レードル [→ お玉杓子]	一本
れーる	レール	一本、一筋（すじ）、一条（すじ・じょう）
れーる	作品を見る【参考】豊島与志雄「ばかな汽車」：左手には小さな谷川がながれていまして、二本のレールがあおじろくまっすぐにつづいています。【参考】今野大力「屈辱 ――市電の一労働者に代って――」：この一本のレールこの一本のリベットこの一本の枕木この掘割、この盛り土このコンクリートその上を平穏に走って行く機関車機関車は一つの鋲から一つのネジ一つの管から、一つの安全弁その機関車に焚く一塊の石炭までも何から何まで、ピンからキリまでおお　これが誰の仕事の成果であるかすべてはタコだらけの手のひらでなで俺たちの仲間の労働がつくった【参考】牧野信一「露路の友」：二筋のレールが、冴え冴えと水のように静かな路上に光っていた。【参考】石川啄木「鳥影」：燃ゆる様な好摩（こうま）が原の夏草の中を、驀地（ましぐら）に走った二条の鉄軌（レール）は、車の軋った痕に烈しく日光を反射して、【参考】豊島与志雄「微笑」：黒ずんだ枕木と砂利との上を、二条のレールが走って金属性の冷たい青白い光りに輝いていた。【参考】葉山嘉樹「海に生くる人々」：彼らは、左へ、海岸から離れて、石炭の連峰の間に、こしらえられたトンネルを抜けて、それから、室蘭駅の機関庫のある、数十条のレールの平原を横切って、街（まち）へ出るのであった。【参考】北原白秋「フレップ・トリップ」：レールが間（あいだ）に四条。じっくりと枕木も小砂利も濡れて、右も左も椴松の林が遠い、遠い、遠い。
れーん	レーン	一本
れおたーど	レオタード	一着、一枚
れぎんす	レギンス [→ スパッツ]	一枚、一本、一足
れこーだー	レコーダー [→ 録音機、→ ボイスレコーダー]	一台
れこーど	レコード [音楽] [→ 音盤]	一枚、一面、一曲 [記録された曲数]
	作品を見る【参考】徳田秋声「徳田秋声縮図」：洋楽のレコオドを二三枚かけ、このごろ栗栖が帝劇で見た、イタリイの歌劇の話などしているうちに、食事ができ、銀子が見たこともない茨蟹（いばらがに）の脚の切ったのや、甲羅（こうら）の中味の削（そ）いだのに、葡萄酒（ぶどうしゅ）なども出て、食べ方を教わったりした。【参考】宮城道雄「レコード夜話」：そしてレコードを七枚聴き終った時はもう夜明近くであった。【参考】夢野久作「人間レコード」：ナアニ。レコードを一枚壊したダケだよ。ハッハッハ【参考】岸田國士「誰でもない……自分でもない」：「僕、ついでに病院でレントゲンをかけて、レコオドを二三枚買つて帰るつもりです」
	レコード [→ コンピューター]	一件
れこーどぷれーやー	レコードプレーヤー [→ 蓄音機、→ 電蓄]	一台
れじ	レジ [→ キャッシュレジスター、→ 金銭登録器]	一台、一箇所（一か所・一カ所）
れじ	※ 店舗での支払い場所としては、一箇所。
れじすたー	レジスター [→ キャッシュレジスター、→ 金銭登録器]	一台
れしーと	レシート	一枚
れじぶくろ	レジ袋 [→ ポリ袋]	一枚、一束（そく・たば）、一袋 [物が入って]
れじぶくろ	【知識】レジ袋は、スーパーマーケットなどで買い物をした際に、レジで配られたり売っていたりする袋の通称。多くは、その材質からポリ袋とも呼ばれる。
れすとらん	レストラン [→ 料理店]	一店、一軒、一棟（むね・とう）、一店舗
れすとらん	作品を見る【参考】宮沢賢治「注文の多い料理店」：その時ふとうしろを見ますと、立派な一軒（いっけん）の西洋造りの家がありました。そして玄関（げんかん）には RESTAURANT 西洋料理店 WILDCAT HOUSE 山猫軒という札がでていました。【参考】岡本かの子「異国食餌抄」：巴里のレストラントを一軒一軒食べ歩くなら、半生かかっても全部廻（まわ）れないと人は云っている。いくらか誇張（こちょう）的な言葉かとも聞（きこ）えるが、或（あるい）は本当かも知（し）れない。
れせぷと	レセプト	一本、一通、一枚

れたー	レター [→ 手紙、→ 書翰・書簡、→ 書状]	一通、一本、一封、一札（さつ）、一書、一便、一枚、一葉（よう）、一片、一束
れたー	作品を見る【参考】賀川豊彦「空中征服」：もうレターが五十本くらい溜まっているそうですよ。ね、菊子さん！
れたーぺーぱー	レターペーパー [→ 便箋]	一枚、一葉（よう）、一片、一冊、一綴（つづり）、一束
れたーぺーぱー	作品を見る【参考】芥川龍之介「葱」：窓から流れこんだ春風（はるかぜ）が、その一枚のレタア・ペエパアを飜（ひるがえ）して、鬱金木綿（うこんもめん）の蔽（おお）いをかけた鏡が二つ並んでいる梯子段（はしごだん）の下まで吹き落してしまった。【参考】夢野久作「涙のアリバイ　――手先表情映画――」：ワナワナとふるえる指でレターペーパーを二三枚破って、吸取紙の下に重ねて、机のまん中に置き、抽出からピンセットを取り出して、インキの中にさし入れ、宝石を一つ一つ拾い上げてインキを切り、スッカリ紙に包み、その上からハンカチでくるんで懐に入れる。【参考】フランツ・カフカ　原田義人訳「火夫」：もしみなさんを面白がらせるつもりならば、その手紙の二、三の箇所を」――といって、伯父はこまかな字で書かれた大きな二枚のレターペーパーをポケットから取り出し、それを振って見せた【参考】海野十三（佐野昌一）「寺田先生と僕」：惜しいことに、その手紙はその後転々と引越をしたので、いつか失せてしまい、今は甚だ殘念に思っているが、なんでもレター・ペーパー二枚に丁重に書かれたもので、今日思うと実に貴重な宝物であったのに、惜しいことである。
れたす	レタス [→ 野菜]	一玉、一個、一枚［葉］、一株
れっかーしゃ	レッカー車 [→ 車]	一台、一輛・一両
れっさーぱんだ	レッサーパンダ [→ 動物]	一匹・一疋、一頭
れっしゃ	列車 [の車体] [→ 汽車、→ 電車、→ 新幹線]	一輛・一両、一台
	列車 [の運行便数]	一本、一便、一編成、一列車
	列車 [一本の車両数]	五輛編成など
	列車 [の線路]	一本、一筋（すじ）、一条（すじ・じょう）
	作品を見る【参考】葉山嘉樹「乳色の靄」：だるい、ものうい、眠い、真夜中のうだるような暑さの中に、それと似てもつかない渦巻が起った。警官が、十数輛の列車に、一時に飛び込んで来た。【参考】尾崎紅葉「金色夜叉」：新橋停車場（しんばしステエション）の大時計は四時を過（すぐ）ること二分余（よ）、東海道行の列車は既に客車の扉（とびら）を鎖（さ）して、機関車に烟（けむり）を噴（ふか）せつつ、三十余輛（よりよう）を聯（つら）ねて蜿蜒（えんえん）として横（よこた）わりたるが、【参考】三好十郎「地熱」：柵の傍に立っている細い電柱の上の外燈と、もう一本の列車のための信号燈がポカリと灯（とも）る。【参考】岡本綺堂「薬前薬後」：殊に面白いのは、一（ひ）と列車に二、三人か五、六人ぐらいしか乗降りのないような、寂しい地方の小さい停車場である。
れってる	レッテル [→ ラベル]	一枚、一片
ればー	レバー [操作機具] [→ ハンドル]	一本
れふばん	レフ板	一枚、一面
れふれくたー	レフレクター	一枚、一面
れぽーと	レポート [→ リポート]	一本、一通、一件、一報、一枚
れもねーど	レモネード	一杯、一碗（わん）、一口、一喫（きつ）、一啜（すす）り [飲む様]
れもねーど	作品を見る【参考】プーシキン岡本綺堂訳「世界怪談名作集スペードの女王」：シェカリンスキイはポケットからたくさんの小切手を引き出して即座に支払うと、ヘルマンは自分の勝った金を取り上げて、テーブルを退いた。ナルモヴがまだ茫然としている間に、彼はレモネードを一杯飲んで、家へ帰ってしまった。
れもん	レモン・檸檬 [→ 果物]	一個、一玉、一つ、一顆（か）、一果（か）、一菓（か）、一切（きれ）、一片（ひら・へん）、一袋
れもん	作品を見る【参考】海野十三「海野十三敗戦日記」：鹿児島でレモンを売っているのをみつけて十五個買った。一個十四銭ほど、やすい、そしてうまい。【参考】高村光太郎「智恵子抄」：わたしの手からとった一つのレモンをあなたのきれいな歯ががりりと噛んだ【参考】高村光太郎「智恵子の半生」：その最後の日、死ぬ数時間前に私が持って行ったサンキストのレモンの一顆（いっか）を手にした彼女の喜も亦この一筋につながるものであったろう。彼女はそのレモンに歯を立てて、すがしい香りと汁液とに身も心も洗われているように見えた。【参考】梶井基次郎「檸檬（れもん）」：一体（たい）私はあの檸檬が好きだ。レモンヱロウの絵具をチユーブから搾（しぼ）り出して固めたようなあの単純な色も、それからあの丈（たけ）の詰った紡錘形の恰好も。――結局私はそれを一つだけ買うことにした。それからの私は何処（どこ）へどう歩いたのだろう。私は長い間（あいだ）街を歩いていた。始終私の心を圧（おさ）えつけていた不吉な塊がそれを握った瞬間からいくらか弛（ゆる）んで来たと見えて、私は街の上で非常に幸福であった。あんなに執拗（しつこ）かった憂鬱が、そんなものの一顆で紛らされる――或いは不審（ふしん）なことが、逆説的（ぎゃくせつてき）な本当であった。それにしても心という奴は何という不可思議な奴だろう。【参考】梶井基次郎「詩二つ」秘やかな楽しみ一顆（いっか）の檸檬（レモン）を買い来て、そを玩（もてあそ）ぶ男あり、【参考】夏目漱石「明暗」：彼は自分の前に置かれた紅茶茶碗の底に冷たく浮いている檸檬（レモン）の一切（ひときれ）を除（よ）けるようにしてその余りを残りなく啜（すす）った。【参考】村井弦斎「食道楽秋の巻」：ハイ暑い時にはお茶も冷して出します。それには生レモンを輪切りにして一片（ひときれ）をコップの底へ入れてその上から冷した紅茶を注（つ）いで出します。
れもんてぃー	レモンティー [→ 紅茶]	一杯、一碗（わん）、一口、一喫（きつ）、一啜（すす）り [飲む様]
れん	輦 [→ 鳳輦]	一基、一台
れんが	連歌	一句
れんが	レンガ	一枚、一個、一本、一丁
れんぎょう	レンギョウ・連翹 [→ 植物]	一本、一株、一群・一叢（むら・そう）・一簇（むら・そう）
れんぎょう	《付録》『連翹』の家紋
れんげ	蓮華 [→ 散り蓮華]	一本
れんこだい	レンコダイ・練子鯛 [→ 魚]	一匹・一疋、一尾、一枚
れんこん	蓮根 [→ 野菜]	一本、一節（ふし）、一連
れんこん	作品を見る【参考】魯迅井上紅梅訳「鴨の喜劇」：泥の中に何本かの蓮根が剥き出しに見え、その近辺にはもう足の生えたお玉杓子が一つも見当らなかった【参考】坂口安吾「総理大臣が貰った手紙の話」：ああ、厭だ、厭だ。不手際な団子のような胸だの腕、二節の蓮根のような腿や脛。
れんじ	レンジ	一台、一基
れんず	レンズ [→ メガネ、→ カメラ]	一枚、一面、一本 [カメラの交換レンズなどで]、一対 [メガネの二枚で]、一度 [度数]
れんず	作品を見る【参考】宮本百合子「獄中への手紙一九四〇年(昭和十五年)」：きのう眼鏡やへよって３に 0.5 のついたツァイスのをたのんで来ました。一時、ツァイスが入らなくなると云って一対で35円もとったのよ。
れんずつきふぃるむ	レンズ付きフィルム [→ 使い切りカメラ、→ カメラ]	一本、一個
れんずつきふぃるむ	【知識】フィルムとして流通するため、フィルムの数え方の「一本」が使われることがある。使い切りカメラ」「使い捨てカメラ」などとも呼ばれるが、機能部分は再生が可能なため回収して再利用される。
れんだい	蓮台	一台、一飾（かざり）、一基
れんだい	※ 文化財では一基という表現が見られる。
れんだい	輦台・蓮台・連台 [→ 駕籠]	一挺［一丁］（ちょう）、一台、一具（ぐ）
れんだい	作品を見る【参考】直木三十五「南国太平記」：小太郎が、一足出ようとした時、勢いのいい五梃の駕が、川会所前の群集の中へ、割込んで来て、駕の中から「輦台、五梃、急ぐぞっ」と、怒鳴る声がした。その穏かな川を渉る人々の中を、五台の輦台が、声をかけつつ、川水を乱し立てて、突進した。
れんたかー	レンタカー	一台
れんだこ	連凧 [→ 凧]	一連
れんたん	煉炭・練炭	一個
れんち	レンチ ⇔ スパナ	一挺［一丁］（ちょう）、一本
れんとう	連筒	⇒ 筧・懸樋（かけひ・かけい）
れんとげんしゃしん	レントゲン写真	一枚
れんとげんしゃしん	作品を見る【参考】原民喜「美しき死の岸に」：だが、彼はつい先日その大学病院を訪（たず）ねて行って大先生に来診を求めたときの情景がまざまざと甦ってくる。看護婦が持って来た四五枚のレントゲン写真を手にして眺め入ったまま、大先生は暫（しばら）く何も語らない。【参考】海野十三「振動魔」：だが、この私は、重大な一行を見遁（みのが）しはしなかった。それは、柿丘氏が今年の秋の始めに、日×生命の保険医の宅で、正面からと側面からとの、二枚のレントゲン写真を撮ったという記事だったのです。
れんとげんさつえいそうち	レントゲン撮影装置 [→ Ｘ線撮影装置]	一台、一基
れんぱんじょう	連判状	一通、一枚
れんぽう	連峰 [→ 山]	一脈、一連
れんぽう	作品を見る【参考】北原白秋「白帝城」：汪洋たる木曾川の水、雨後の、濁って凄じく増水した日本ライン、噴き騰る乱雲の層は南から西へ、重畳して、何か底光のする、むしむしと紫に曇った奇怪な一脈の連峰をさえ現出している。

● ら | り | る | れ | ろ ●

● 目次 | あ | か | さ | た | な | は | ま | や | ら | わ ●

= ら行 - れ =

秘やかな楽しみ