画数の多い漢字

   ■ 始めにお読みください ■  
  • このページでは、画数の多い漢字の一部を画数別にまとめました。ただし、辞典のような、漢字についての研究の結果を確定させるといった意味合いは持っていません。
  • 特に画数については、例えば、くさかんむりの3画(艹)と4画(艹 , 艹)の違いがある異体字や、字体のちょっとした違いで画数が違う異体字が多くあったり、また、部首を何画と数えるかなど画数に複数の考え方がある漢字もあり、文献によって違いが出ることもあるため参考としてご覧ください。
  • このページでは、日本の『大漢和辞典』、中国の『漢語大字典』、『ユニコード(Unicode)』を基本的参考文献とし、これらに国字なども交えて編集しました。それぞれの文献で、画数の違う字体を収載していたりする場合は出来るだけ注釈を付けるようにしましたが完璧ではありませんのでこちらも参考としてご覧ください。
  • また、日本では日常的には使われない漢字も多数含まれますので、そのようなことも含めて、“画数”に重きを置くのではなく、「このような漢字も存在する」という知識の一つとしてご覧ください
    • 大漢和辞典』は、日本最大(出版元の大修館書店によれば「世界最大」)の漢和辞典と称される諸橋轍次著による漢和辞典で、『諸橋大漢和』と称されることもあります。
      • このページの表の中で、例えば「大漢和:1234」のように表示してあるのは、『大漢和辞典』での漢字番号です。『大漢和辞典』で詳細を調べる場合にお役立てください。
    • ユニコード(Unicode)は、世界中のすべての文字に固有の番号をつけ、どのような環境のコンピューターにおいても共通に文字を表示させようとするもので、そのためのコードです。漢字については、『CJK統合漢字』として中国語(Chinese)、日本語(Japanese)、韓国語(Korean)の各規格を統合した漢字20,902字が制定され、これに、「拡張」として追加が行われています。
      • このページの表の中で、例えば「U+2A6A5」のように「U+」と表示されている記号は、ユニコード(Unicode)による各漢字の固有の番号です。
      • ユニコードでの画数などのデータは、『The Unicode Consortium』の『Unihan Database 』を利用し取得しています。
    • 漢語大字典』は、中国で1986年に初版が刊行された字典です。
    • 説明の中に出てくる『戸籍統一文字』は、法務省が戸籍のオンライン手続に使用することを目的として整理した文字のことで、文字の情報を検索する仕組みが公開されています。
  • このページでの漢字は、基本的にユニコードを使用して表示していますが、お使いのパソコンやブラウザーによっては表示されない場合があります。出来るだけ全てを表示させるため、一部画像を利用しています。画像で表示した漢字の一部には、別途、括弧の中にユニコードを設置し赤文字で着色し表示しました。
      例:(𬚩)(これは、53画の「いわくら」という字です)
     ただし、これも漢字として表示されないブラウザーがあります。ブラウザーによって異なりますが、次のような表示になる場合があります。
       
  • スマートフォン、タブレットなどでは表示されない文字が多数あります。 表の中が空白になっていたり、上記のように記号のような形が表示されたりします。
  • 音読みをカタカナで表記し「」で着色しました。また、常用漢字、教育漢字では訓読みをひらがなで表記し「」で着色しました。意味についても表記してある漢字がありますが、読み方や意味はここに表記したものが全てではなく、また、一部未調査の漢字もあり、資料によって異なる場合もありますので参考としてご覧ください。
  • 学習や研究、業務などにお使いの際は、辞典・専門書などでご確認ください。
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84画

たいと・だいと・おとど
雨部
U+無し
国字
【知識】
  • この字は、日本で作られたいわゆる「国字」として最大の画数と紹介されることがあり、読み方は「たいと」「だいと」「おとど」とも紹介される。ただし、『大漢和辞典』には収載されていない。また、『ユニコード』にも登録されていない。
  • 国語学者の笹原宏之氏によれば、「タイ」という読みを持つ36画の「䨺」(U+4A3A)と、「トウ」という読みを持つ48画の「龘」(U+9F98)を並べて用いたものが一字として認識されるようになったのではないかとされる。

79画

江戸時代の戯作者、浮世絵師の恋川春町の創作字。
大一座の漢字
上記の文献を参考に、当サイトで正方形に作字したもの。
「大一座黒豆のあるへどをはき」の川柳を基に創作した「大一座」の漢字
大一座黒豆のあるへどをはき」の川柳を基に、「大一座」の漢字を当サイトで創作してみた。「歒」の字は、「敵娼あいかた」と使われる「敵」の字にした。
 おおいちざ
 
 U+無し
  • この、79画とされる「おおいちざ」という漢字は、江戸時代中期の戯作者で浮世絵師の、 恋川春町こいかわはるまちが創作したと言われるもので、恋川春町の黄表紙『費字盡さとのばかむらむだじづくし』(天明3年・1783年刊)に出てくる。
  • 江戸時代の漢字学習のために広く普及した、近八郎右衛門編の『小野篁歌字盡おののたかむらうたじづくし』という本があり、費字盡さとのばかむらむだじづくし 拡大する)は、このパロディーとされる。
  • この字は、『大漢和辞典』にも『ユニコード』にも収載されていない。
  • 文献では、右側に「大いちざ」と書かれ、左側に「おそろいの なかで はくのが おういちざ」と、川柳のような口調の説明が書かれている。
  • 「歒」の字は、『大漢和辞典』によれば、「テキ、チャク」と読み、「笑うこえ」という意味を持つ「赥」の字と合わせて、「子供の喜び笑うさま」という意味の「歒赥」(「てきけき」と読むか)という熟語があるとされる。ただし、ここでの「歒」は、遊里で客の相手の遊女を指す「 敵娼あいかた 」のことではないかとされる。
  • 「大一座」とは『多人数の集会。または、集団。遊里や料亭などへ繰り込む一団となった客をいうことが多い(日本国語大辞典)』『多人数の一座。遊里の団体客(広辞苑)』などとされ、この字が書かれている費字盡さとのばかむらむだじづくし 拡大する)のページには座敷の真ん中で吐いている人が描かれている。
  • 「遊里」があった江戸時代の川柳句集『 誹風柳多留はいふうやなぎだる 』には「大一座」を読み込んだ多くの句が残されている。
  • その中の一つに「大一座黒豆のあるへどをはき」という句があり、客が飲み過ぎて食べた黒豆まで吐いてしまったと言うことか。これを「大一座」を表す漢字に作字すれば、左に掲載した赤く着色したようなものが成立するだろうか。
    《「大一座」を読み込んだ川柳 》
    大一座鳴リ のしづまる急用事 (三) 大一座となり座敷ハさし向ひ (四)
    大一座後生大事に名をおぼへ (四) 大一座黒豆のあるへどをはき (六)
    大一座おすな/\とのぼるなり (一五) ばいやつてはしごをあがる大一座 (二四)
           ■ 「大一座」の川柳をもっと見る ■  
    大一座何ン ぞかしらのくづれなり (三) 五月女のあをむいて見る大一座 (三)
    大一座多藝なやつは油むし (三) 大一座先陳すでに堀へつき (四)
    大一座かさばつかりと遣リ 手いひ (四) 大一座黒とそら色はわけなり (五)
    大一座禿てんでにつれて行 (五) にがすなとひつはつて行大一座 (六)
    大一座いたゝいてのむやつもあり (六) 恋無常なとゝおとける大一座 (六)
    品川は杓子ぐわほうな大一座 (六) 大一座ふきよせた程うわぞうり (六)
    大一座なけなしの美女もらわれる (八) 町代ハ油むしさと大一座 (八)
    大一座らう下へ遣リ てけつを出し (九) 盃で運の定マ る大一座 (十)
    ぬしづかつしやいとおとける大一座 (一一) 大一座内をあんじてしかられる (一二)
    大一座はかまがついて安くする (一四) 舟宿へ上下をつむ大一座 (一四)
    大一座人のふんどし貳三人 (一五) 大一座焼場の分も二人揚 (一五)
    大一座下戸ねたかつてしかられる (一五) 大一座しろうと方と茶屋でいひ (一五)
    大一座松葉の中へつつはいり (一五) 禿まで生醉にする大一座 (一六)
    ちつきよして居る迄か出る大一座 (一六) 大一座女郎ハかつち/\うけ (一六)
    神樂過うまし乙女へ大一座 (十七) 二人リ ツヽひつそりとなる大一座 (一七)
    大一座中にしろうと五六人 (一八) ゑんりよ過るとくずをとる大一座 (一九)
    大一座木辻は能のかへり也 (一九ス) ひつきをおくりふとゞきな大一座(二〇)
    新吉のしやべつなくあげる大一座 (二〇) 馬鹿も有ものよし町へ大一座 (二〇)
    大一座美へさすおしのつよいやつ (二〇) 町内のぎりさへしむと大一座 (二一)
    おんとむらいのありかたさ大一座 (二一) 大一座三歩をまぜて氕がつまり (二一)
    大一座下戸は女郎をあらすなり (二一) 大門へかり門の無イ 大一座 (二二)
    ありかたの御とむらいや大一座 (二二) すがゝきも文も立ツ てく大一座 (二三)
    大一チ座あみ笠ゑんりよすべき事 (二三) 大一座壹番首をいどみあい (二三)
    しやうちせぬ下女どこぞでハ大一座 (二三) 御法から花ちる里て大一座 (二四)
    ※『俳風柳樽』は167編まであるが、ここでは24編までを取り上げた。
       ■ 「大一座」の川柳を『俳風柳樽拾遺』でもっと見る ■  
    大一坐先陳すでに堀へつき (四) 大一坐後陳ハいまだ秋葉に居 (四)
    大一坐元がとふらひいくさなり (四) 大一坐どこた/\と御床入 (六)
    大一坐商賣なとをあてさせる (六) 大一坐大かたおもてばかりなり (六)
    大一坐そりやとなけ出す耳たらひ (六) 大一坐けふの佛と口はしり (七)
    大一坐ねきものまでもさらへ出し (七) 大一坐ふられたやつがおこしばん (八)
    大一坐後生大事に名を覚へ (八) 大一坐のろつこひのハいもをしよひ (八)
    大一坐軒をならべてふられけり (八) 大一坐のむやつ中へ/\と出 (八)

76画

かがみ」と読ませるか。
 U+無し
  • この字は、宮沢賢治の詩集「春と修羅」の中に登場するもので、宮沢賢治の造字とされる。この字は、『大漢和辞典』にも『ユニコード』にも収載されていない。
  宮沢賢治「春と修羅」
  •   四〇三  岩手輕便鐵道の一月
    一九二六、一、一七、

    ぴかぴかぴかぴか田圃の雪がひかつてくる
    河岸の樹がみなまつ白に凍つてゐる
    うしろは河がうらゝかな火や氷を載せて
    ぼんやり南へすべつてゐる
    よう くるみの木 ジュグランダー 鏡を吊し
    よう かはやなぎ サリックスランダー 鏡を吊し
    はんのき アルヌスランダー  をつるし
    からまつ ラリクスランダー 鏡をつるし
    グランド電柱 フサランダー 鏡をつるし
    さはぐるみ ジュグランダー 鏡を吊し
    桑の木 モルスランダー   鏡を……
    ははは 汽車こっちがたうとうなゝめに列をよこぎつたので
    桑の氷華はふさふさ風にひかつて落ちる

64画

テツ,テチ
龍部
言葉が多い。多言。
U+2A6A5
大漢和:48846
セイ
臼部
U+2053B
大漢和:30276
【知識】
  • 辞典類収載で最大画数の漢字(2015年7月時点での当サイト調べ)
  • 日本の『大漢和辞典』と『戸籍統一文字』、中国の『漢語大辞典』、さらに『ユニコード』に収載されている漢字の中で、最も画数が多いのは上記の64画の2つの漢字。
  • 『大漢和辞典』『戸籍統一文字』『ユニコード』は「U+2A6A5」と「U+2053B」の字体の2字を、『漢語大辞典』では「U+2A6A5」の字体の1字をあげている。(「U+2053B」の字は、『漢語大辞典』では4画少ない60画とする字体をあげている
  • 明治前期の政治家、小野梓おのあずさの幼名に龍が四つの文字が使われ、その名はてついちであったという。

60画

セイ
臼部
(U+2053B)
大漢和:(30276)
※64画の「U+2053B」の字の、「𠮛」が左へ寄った字体。
※中国の『漢語大字典』では、この60画の字体を収載している。
※日本の『大漢和辞典』『戸籍統一文字』では、64画の字体を収載している

56画 ※画像をクリックすると拡大します。

biang(ビアン)
辵部
U+無し

68画とされる文字
【知識】

53画

いわくら
山部
U+2C6A9
国字
𬚩

52画

ホウ,ビョウ
雨部
いかづちのおと。
U+4A3B
大漢和:42563

49画

ジン
臼部
𪋻(ちり、ほこり)の古字。
𪋻は塵に同じ。
U+269C4
大漢和:30274
※この字は、42画、43画、45画、46画、49画とする資料がある。
※左に示したのは、49画とする中国の『漢語大字典』の字体。
※42画、43画、45画とする字体を下に示す。
※『ユニコード』の「U+269C4」では42画とされる。『Unihan Database 
42画とするユニコードの「U+269C4」で表記した字体。
42画とする『康煕字典』の字体。
43画とする『大漢和辞典』の字体。
43画とする『戸籍統一文字』の字体。
45画とする
MJ文字情報 』の字体。

48画

トウ
龍部
龍の行くさま。
U+9F98
大漢和:48845
※この字は、左の「U+9F98」で表示される字体の異体字で、「立」の上の点の傾きが異なる。
ドウ
雨部
くものひろいさま。
U+291D4
大漢和:42562
オウ
臼部
U+269C5
大漢和:(30275)
コツ
風部
U+29664
大漢和:(43998)
※「U+269C5」のユニコードでは、この48画の字が表示されるが、『大漢和辞典』『戸籍統一文字』では45画とする字体が収載されている。
※「U+29664」のユニコードでは、この48画の字が表示されるが、『大漢和辞典』『戸籍統一文字』では、44画とする字体が収載されている。

46画

フウ
風部
U+29663
大漢和:43999

45画

オウ
臼部
やく。
(U+269C5)
大漢和:30275
※48画の「U+269C5」の字の、「𠮛」が左に寄った字体。
※『大漢和辞典』『戸籍統一文字』『漢語大字典』ではこの字体が収載されている。

44画

ギョウ,ゴウ
魚部
さかながさかんなさま。
U+4C9C
大漢和:46633
セイ
見部
性に同じ。
U+278B1
大漢和:35002
コツ
風部
(U+29664)
大漢和:43998
※『大漢和辞典』『戸籍統一文字』では、この44画の文字が収載されているが、『ユニコード』では48画とする字体が表示される。

43画

ジン
臼部
U+269C4
大漢和:30274
ユウ,ウ
艸部
その。にわ。
U+27198
大漢和:32673
※『大漢和辞典』では43画とするこの字体を収載しているが、『ユニコード』では42画として表記される。その他、45画、46画、49画としている資料もあることから、49画の項に「まとめ」を掲載した。

41画

ウツ,ウチ
黑部
くろいさま。
U+2A4CA
大漢和:48247

40画

ライ
雨部
U+291D3
大漢和:42561

齒部
歯がそろわない。
U+2A68D
大漢和:48816
タイ
齒部
歯が生える。
U+2A68E
大漢和:48817
ジン
土部
塵の籒文ちゅうぶん(古書体の一つ)。
(U+2151A)
大漢和:5637
※左の「U+2151A」の字は、『大漢和辞典』では40画としているが、『戸籍統一文字』『漢語大字典』『ユニコード』では39画としている。

39画

ジン
土部
U+2151A
大漢和:(5637)
ヒョウ・ビョウ
雨部
U+9750
大漢和:42560
ショウ
言部
U+27BA9
大漢和:36181
※『大漢和辞典』では40画としているが、『戸籍統一文字』『漢語大字典』『ユニコード』では39画としている。

38画

シュウ
衣部
襲の籒文ちゅうぶん(古書体の一つ)。
U+277DF
大漢和:34761
 
車部
U+28404
大漢和:
 
金部
U+28C3D
大漢和:
シン
雨部
震の籒文ちゅうぶん(古書体の一つ)。
U+291D2
大漢和:42559
サン
革部
車のながえしばり。
U+29391
大漢和:43107
ウツ,オチ
黑部
くろいさま。
U+2A4C9
大漢和:48246

37画


瓜部
U+2AE9A
𪺚
大漢和:
サン
矛部
U+253A5
大漢和:

艸部
わらぐつ。
U+27193
大漢和:32672
フク
衣部
わたいれ。
U+277DE
大漢和:34760
コツ,コチ
見部
はやて。
U+278B0
大漢和:35001

足部
U+2820E
大漢和:
セン
風部
U+29662
大漢和:43997
バツ,マチ,ベツ,メチ
鬲部
かゆ。
U+29C77
大漢和:45757
ベツ
鬲部
U+29C78
大漢和:49921
ショウ
龠部
簫(しょうのふえ)に同じ。
U+2A6D6
大漢和48902:

36画

タイ,ダイ
雨部
雲のさま。
U+4A3A
大漢和:42558
ノウ
鼻部
鼻がつまる。
U+9F49
大漢和:48559

土部
麤に同じ。
U+21519
大漢和:5636
リン,ロク
宀部
U+21B1C
大漢和:7410
シュン
日部
U+23320
大漢和:14277
トウ
水部
U+24181
大漢和:18849
ライ
鳥部
U+24D12
大漢和:47527
サン
矛部
U+253A5
大漢和:23928
コン
豕部
昆に同じ。
U+27C9F
大漢和:36495
ヒュウ,ヒュ
風部
かぜ。
U+29661
大漢和:43996

馬部
驢(ろば・うさぎうま)に同じ。
U+299E5
大漢和:45097
バン,マン,ボン,モン
鳥部
U+2A23F
大漢和:47525
ライ
鳥部
U+2A240
大漢和:47526
チン,ジン
鹿部
ちり、ほこり。塵に同じ。
U+2A2FB
大漢和:47716

齒部
U+2A68C
大漢和:48815
江戸後期の戯作者の式亭三馬の創作字。
大一座の漢字
文献を参考に正方形に作字した例。
 おしゃべり
 U+無し
  • この、36画の「おしゃべり」という漢字は、江戸時代後期の戯作者、式亭三馬しきていさんばが創作したと言われるもので、式亭三馬著の滑稽本『小野譃字盡おののばかむらうそじづくし』(文化3年・1806年刊)に出てくる。
  • 式亭三馬著の『小野譃字盡おののばかむらうそじづくし』は、江戸時代中期の戯作者で浮世絵師の、恋川春町こいかわはるまちが書いた黄表紙『費字盡さとのばかむらむだじづくし』(天明3年・1783年刊)の影響を受けたものとされ、『費字盡さとのばかむらむだじづくし』は、江戸時代の漢字学習のために広く普及した、近八郎右衛門編の『小野篁歌字盡おののたかむらうたじづくし』という本のパロディーとされる

  • 文献では、右側に「おしゃべり」、下に「べちゃくちゃ」、左側に「くちかずの たんとが しゃべり」と書かれている。
  • この字は、『大漢和辞典』にも『ユニコード』にも収載されていない。

35画

コウ
曰部
U+2335C
大漢和:14329
サン
矛部
U+253A4
大漢和:(23927)

禾部
U+25921
大漢和:
※『ユニコード』ではこの35画とする字体が表示されるが、『大漢和辞典』『戸籍統一文字』では34画とする字体を収載している。

金部
U+28C3C
大漢和:
エン
隹部
32画の䨊(U+4A0A)に同じ。
U+29075
大漢和:42209
リョウ
風部
U+29660
大漢和:
レイ
鳥部
U+4D12
大漢和:47524
𪈾
鳥部
U+2A23E
大漢和:
ドウ
鹿部
U+2A2FA
大漢和:47715
ゲン,ガン
齒部
好いさま。歯がくいちがう。
U+4DAB
大漢和:48812
ガツ,ゲチ,ガチ
齒部
かけば。器物が缼ける。
U+9F7E
大漢和:48813

齒部
U+2A68A
大漢和:
ガツ
齒部
齾 (U+9F7E)に同じ。
U+2A68B
大漢和:48814
江戸後期の戯作者の式亭三馬の創作字。
大一座の漢字
文献を参考に正方形に作字した例。
 さいのかわら
 U+無し
  • この、「石」という字を重ねた「さいのかわら」という漢字は、江戸時代後期の戯作者、式亭三馬しきていさんばが創作したと言われるもので、式亭三馬著の滑稽本『小野譃字盡おののばかむらうそじづくし』(文化3年・1806年刊)に出てくる。 拡大する)
  • 式亭三馬著の『小野譃字盡おののばかむらうそじづくし』は、江戸時代中期の戯作者で浮世絵師の、恋川春町こいかわはるまちが書いた黄表紙『費字盡さとのばかむらむだじづくし』(天明3年・1783年刊)の影響を受けたものとされ、『費字盡さとのばかむらむだじづくし』は、江戸時代の漢字学習のために広く普及した、近八郎右衛門編の『小野篁歌字盡おののたかむらうたじづくし』という本のパロディーとされる


  • 文献では、右側に「さいのかわら」と書かれ、左側には「さいのかわらは つみあぐるなり」と書かれ、賽の河原で石が積み上げられた様子を漢字にしたことが分かる。
  • 「石」を使った字としては、石偏に三年で『しんぼう』(三年はしんぼう)、石を小さく書いて『つぶて』(小さくかくつぶて)などの字も見られる。
    拡大する)
  • この字は、『大漢和辞典』にも『ユニコード』にも収載されていない。

34画

リョ
力部
U+208CB
大漢和:2492
シン,シュウ,ジュウ
馬部
おおくてさかんなさま。衆馬の行くさま。
U+4BC2
大漢和:45096

木部
U+2387F
大漢和:
サン
矛部
(U+253A4)
大漢和:23927
ウツ,ウチ
石部
U+25604
大漢和:24622

見部
U+278AF
大漢和:
※『大漢和辞典』『戸籍統一文字』ではこの34画の字体が収載されているが、『ユニコード』では35画とする字体が表示される。
また、右のような字体もある。

革部
U+29390
大漢和:
リョウ
風部
U+29660
大漢和:43995
リョウ
鬼部
龍の古字。
U+4C31
大漢和:45955
トウ,ジュウ
鳥部
鳥の名。
U+4D11
大漢和:47523
※左の文字は、ユニコードで表示した場合、環境によっては画数の少ない文字が表示されることがあるが、34画は右の文字。
サク
齒部
U+2A686
大漢和:48809
シャク
齒部
U+2A687
大漢和:48811
ハク
齒部
U+2A688
大漢和:48810
テン
齒部
U+2A689
大漢和:48808
※『ユニコード』では上の字体が表示されるが、『大漢和辞典』では右の字体を収載している。

33画

スイ
卜部
U+20A0C
大漢和:2835

厂部
U+20AD2
大漢和:
はため・く
力部
U+2B9BF
国字
𫦿
大漢和:
チン
土部
U+21518
大漢和:49001

女部
U+2193B
大漢和:
アイ
阜部
隘(せまい)の籒文ちゅうぶん(古書体の一つ)。
U+28F74
大漢和:41922
ヒュウ,ヒュ
水部
水の音。
U+24180
大漢和:18848
ウツ,ウチ
火部
けぶる。けぶるさま。
U+7229
大漢和:19651
ウツ
火部
熨に同じ。
U+244EE
大漢和:19652
ライ
田部
いかづち。かみなり。
雷の古字。
U+24D11
大漢和:21993
カイ
皿部
U+250E3
大漢和:23104
ゾク,ショク,ソク
米部
あわ
U+25F84
大漢和:27220
ウツ,ウチ
艸部
草の名。うつこんそう。
U+4587
大漢和:32670
ソン
艸部
U+27199
大漢和:32671
コウ
衣部
U+277DC
大漢和:34759
※『大漢和辞典』『戸籍統一文字』ではこの33画の字体を収載しているが、草冠が1 画少ない右のような字体もある。『ユニコード』ではこの字体が表示される。
𧟝
衣部
U+277DD
大漢和:
シン・シュウ
車部
U+2B403
大漢和:
カク
革部
U+2938E
大漢和:43106
カク
革部
U+2938F
大漢和:43105
レイ,リョウ
音部
ね。おと。
U+2944A
大漢和:43332
音未詳
食部
(U+297FD)
大漢和:44488
※この字は、「ユニコード」では「食偏」の1画少ない32画の字体が表示される。『戸籍統一文字』には33画、32画ともに収載されている。

鬼部
U+29D4A
大漢和:
セン
魚部
あたらしい。又、なまうお、なまにく。すくない。
U+9C7B
大漢和:56632
ケン,ゲン
鳥部
U+2A23B
大漢和:47521
ジョウ,ニョウ
鳥部
鳥の名。
U+2A23C
大漢和:47522

鳥部
U+2A23D
大漢和:
ソ,ゾ
鹿部
はなれる。とおざける。あらい。
U+9EA4
大漢和:47714
キョウ
鼓部
U+2503E
大漢和:48389

齒部
U+2A685
大漢和:
レイ,リョウ
龍部
りゅう。かみ。又、よい。
U+9F97
大漢和:48844
レイ,リョウ
龜部
U+2A6C8
大漢和:48881
ショウ
龠部
U+2A6D5
大漢和:48901

32画


厂部
U+20AD1
大漢和:
𡯀
小部
U+21BC0
大漢和:
ウツ,ウチ
山部
山の煙ったさま。
U+21FE5
大漢和:8668

弓部
U+2244E
大漢和:

心部
U+2298B
大漢和:
ウツ,ウチ
手部
ねじる。
U+22EB4
大漢和:13060
コウ
日部
U+2A3EC
大漢和:14328
サツ,キ
木部
U+2387D
大漢和:15989

木部
U+2387E
大漢和:15990
ウツ,ウチ
水部
U+706A
大漢和:18847
スイ
火部
燧の本字。
U+28F75
大漢和:19650
ライ
田部
かみなり。いかづち。靁(いかづち)の古字。靁は雷の本字。
U+24D10
大漢和:21992

禾部
U+25920
大漢和:
ユ,ヤク
竹部
よぶ。やわらげる。
U+7C72
大漢和:26831
ユ,ヤク
竹部
よぶ。やわらげる。
頁部
U+25E24
大漢和:
ライ
缶部
U+26269
大漢和:28198
ウツ,ウチ
艸部
草の名。うつこんそう。
U+4587
大漢和:32670
ソウ
虫部
U+275A4
大漢和:33963
※『ユニコード』では草冠が3画の字体が表示されるが、『大漢和辞典』では草冠が4画の33画の字体を収載している。
シン
虫部
U+275A5
大漢和:
𧖦
虫部
U+275A6
大漢和:
シュウ
衣部
襲の古字。
U+277DB
大漢和:34758
エン
酉部
U+2890E
大漢和:40114
ホウ,ギョク
金部
U+28C3B
大漢和:41099
エン
門部
U+28DFD
大漢和:41532
トウ,ダツ
門部
U+28DFE
大漢和:41533
エン
隹部
鳥がむらがる。又、鳥のむれ。
U+4A0A
大漢和:42207
ウン
隹部
U+29074
大漢和:42208

雨部
U+291D0
大漢和:
カク
雨部
U+291D1
大漢和:49871
ケン
革部
U+2938C
大漢和:43103
ケン
革部
U+2938D
大漢和:43104
音未詳
食部
U+297FD
大漢和:(44488)
ノウ(ナウ)
髟部
髪が乱れる。
U+29C09
大漢和:補741
ヤク
鬲部
U+29C76
大漢和:45756
レイ,ライ
魚部
うなぎ。やつめうなぎ。鱧に同じ。
U+29F75
大漢和:46629
シン
魚部
鱏に同じ。
U+29F76
大漢和:46630

魚部
U+29F77
大漢和:46631
𩽸
魚部
U+29F78
大漢和:

魚部
U+2B687
国字
𫚇
大漢和:
カン
鳥部
U+2A238
鳥の名。
大漢和:47518

鳥部
U+2A239
大漢和:47519
ショク
鳥部
U+2A23A
大漢和:47520
𪓇
黑部
U+2A4C7
大漢和:
𪓈
黑部
U+2A4C8
大漢和:

鼻部
U+2A5C3
大漢和:
レン
齒部
歯の現れるさま。
U+2A681
大漢和:48804
ハク
齒部
U+2A682
大漢和:48806
サン,ゼン
齒部
U+2A683
大漢和:48807
レン
齒部
U+2A684
U+2A681に同じ。
大漢和:48805
トウ,ドウ,ソウ
龍部
飛龍。又、龍の飛ぶさま。
U+9F96
大漢和:48843

常用漢字の中の画数の多い漢字(29画、23画、22画)

  • 常用漢字の中で最大画数の漢字は、29画の「鬱」。
  • 現行の常用漢字は、2,136字。(2010年・平成22年告示による)
  ■リンク:常用漢字一覧と常用漢字調べ 

29画

ウツ
鬯部
U+9B31
大漢和:45671

23画

カン
かんが・みる
金部
U+9451
大漢和:40988

22画

キョウ
おどろ・く
おどろ・かす
馬部
U+9A5A
大漢和:45029
シュウ
おそ・う
衣部
U+8972
大漢和:34717
ロウ
かご
・もる
竹部
U+7C60
大漢和:26752

教育漢字の中の画数の多い漢字(20画、19画)

  • 教育漢字の中で最大画数の漢字は、20画の「議」「競」「護」。
  • 教育漢字は小学校6年間のうちに学習する漢字の総称で、1,026字。
     (2020年度施行学習指導要領による)
  • ここでの読み方は、小学校で学習するものだけをあげた。
  ■リンク:小学校で習う漢字を調べる 

20画


言部
U+8B70
大漢和:36027
第4学年
キョウ,ケイ
きそ・う
・る
立部
U+7AF6
大漢和:25831
第4学年

言部
U+8B77
大漢和:36038
第5学年

19画

ガン
ねが・う
頁部
U+9858
大漢和:43623
第4学年
キョウ
かがみ
金部
U+93E1
大漢和:40812
第4学年
シキ
言部
U+8B58
大漢和:35974
第5学年
ケイ
言部
U+8B66
大漢和:35989
第6学年
ゾウ
肉部
U+81D3
大漢和:29995
第6学年

小学校1年生で学習する画数の多い漢字(12画、10画)

  • 第一学年で学習する漢字の中で最大画数の漢字は、12画の「森」。
  • 小学校6年間で学習する漢字の総数は1,026字で、第一学年で学習する漢字は80字。
  • ここでの読み方は、小学校で学習するものだけをあげた。
  ■リンク:小学校1年生で学習する漢字一覧 

12画

シン
もり
木部
U+68EE
大漢和:14974

10画

コウ
木部
U+6821
大漢和:14713

小学校2年生で学習する画数の多い漢字(18画、16画)

  • 第二学年で学習する漢字の中で最大画数の漢字は、18画の「顔」「曜」。
  • 小学校6年間で学習する漢字の総数は1,026字で、第二学年で学習する漢字は160字。
  • ここでの読み方は、小学校で学習するものだけをあげた。
  ■リンク:小学校2年生で学習する漢字一覧 

18画

ガン
かお
頁部
U+9854
大漢和:43591
ヨウ
日部
U+66DC
大漢和:14227

16画

シン
おや
した・しい
した・しむ
見部
U+89AA
大漢和:34918
トウ,
あたま
かしら
頁部
U+982D
大漢和:43490

小学校3年生で学習する画数の多い漢字(18画、16画)

  • 第三学年で学習する漢字の中で最大画数の漢字は、18画の「題」。
  • 小学校6年間で学習する漢字の総数は1,026字で、第三学年で学習する漢字は200字。
  • ここでの読み方は、小学校で学習するものだけをあげた。
  ■リンク:小学校3年生で学習する漢字一覧 

18画

ダイ
頁部
U+984C
大漢和:43584

16画

カン
やかた
飠部
U+9928
大漢和:44237
キョウ
はし
木部
U+6A4B
大漢和:15526
セイ
ととの・える
ととの・う
攵部
U+6574
大漢和:13394
ヤク
くすり
艹部
U+85AC
大漢和:32188

小学校4年生で学習する画数の多い漢字(20画、19画)

  • 第四学年で学習する漢字の中で最大画数の漢字は、20画の「議」「競」。
  • 小学校6年間で学習する漢字の総数は1,026字で、第四学年で学習する漢字は202字。
  • ここでの読み方は、小学校で学習するものだけをあげた。
  ■リンク:小学校4年生で学習する漢字一覧 

20画


言部
U+8B70
大漢和:36027
キョウ,ケイ
きそ・う
・る
立部
U+7AF6
大漢和:25831

19画

ガン
ねが・う
頁部
U+9858
大漢和:43623
キョウ
かがみ
金部
U+93E1
大漢和:40812

小学校5年生で学習する画数の多い漢字(20画、19画)

  • 第五学年で学習する漢字の中で最大画数の漢字は、20画の「護」。
  • 小学校6年間で学習する漢字の総数は1,026字で、第五学年で学習する漢字は193字。
  • ここでの読み方は、小学校で学習するものだけをあげた。
  ■リンク:小学校5年生で学習する漢字一覧 

20画


言部
U+8B77
大漢和:36038

19画

シキ
言部
U+8B58
大漢和:35974

小学校6年生で学習する画数の多い漢字(19画、18画)

  • 第六学年で学習する漢字の中で最大画数の漢字は、19画の「警」「臓」。
  • 小学校6年間で学習する漢字の総数は1,026字で、第六学年で学習する漢字は191字。
  • ここでの読み方は、小学校で学習するものだけをあげた。
  ■リンク:小学校6年生で学習する漢字一覧 

19画

ケイ
言部
U+8B66
大漢和:35989
ゾウ
月部
U+81D3
大漢和:29995

18画

カン
竹部
U+7C21
大漢和:26526
ナン
かた・い
むずか・しい
隹部
U+96E3
大漢和:42128
リン
のぞ・む
臣部
U+81E8
大漢和:30087
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