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= 道灌山 =

《道灌山》
《翻刻》
道灌山  ここを一名城山といふは 太田持資の江戸城にありし頃 出張の砦なりしによれりと 然れども 関道観坊が宅地の跡なりといふ説あり この辺すべて薬草あり 採薬の輩多く来る 元来廣々たる郊野にて月雪の眺望はさら也 秋の夜 虫の聲を称して酒殽を携え興を催おす

《現代表記》
道灌山どうかんやま  ここを一名いちめい城山しろやまというは、太田持資おおたもちすけの江戸城にありし頃、出張でばりとりでなりしによれりと。しかれども、関道観坊せきのどうかんぼう宅地たくちの跡なりという説あり。このへんすべて薬草やくそうあり。採薬さいやくともがら多くきたる。元来もとより広々こうこうたる郊野こうやにて月雪つきゆき眺望ながめはさらなり。秋の、虫のこえしょうして酒殽しゅこうたずさきょうもよおす。

酒殽しゅこうこうは、酒のさかな、料理などの意。
*説明は、などの意。
*万治は、1658年から1661年。
漢字かな
*この地図の初期設定での中心点は道灌山付近。初期設定の左の地図は関東平野迅速測図と呼ばれる地図で、明治前期の、明治13年〈1880年〉から明治19年〈1886年〉にかけての関東平野。

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Last updated : 2021/10/23