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絵本江戸土産(えほんえどみやげ)・くずし字を読む
= 浅草 酉の町 =

《浅草 酉の町》
《翻刻》
浅草 酉の町  浅草大音寺前に在り 日蓮宗長国寺に安置し給ふ 鷲大明神と世にはいへど 実は 破軍星を祀りし也とぞ 十一月酉の日には 参詣の諸人群衆なし 熊手と唐の芋をひさくを當社の例とす

《現代表記》
浅草(あさくさ) 酉の町(とりのまち)   浅草(あさくさ)大音寺(だいおんじ)前に在(あ)り。日蓮宗(にちれんしゅう)長国寺(ちょうこくじ)に安置(あんち)し給う。鷲大明神(わしだいみょうじん)と世(よ)にはいえど、実(じつ)は、破軍星(はぐんせい)を祀(まつ)りしなりとぞ。十一月酉(とり)の日には、参詣(さんけい)の諸人(しょにん)群衆(くんじゅ)なし、熊手(くまで)と唐の芋(とうのいも)をひさぐを当社(とうしゃ)の例(れい)とす。

*破軍星(はぐんせい) は、北斗七星の柄の先端の星「おおぐま座」を指す中国名。
*唐の芋(とうのいも)は、里芋のこと。
*「ひさぐ」は、「鬻(ひさ)ぐ」と書き、売る、商いをするなどの意。
*説明は、などの意。
*万治は、1658年から1661年。
漢字(かな)
*この地図の初期設定での中心点は長国寺付近。初期設定の左の地図は関東平野迅速測図と呼ばれる地図で、明治前期の、明治13年〈1880年〉から明治19年〈1886年〉にかけての関東平野。

Last updated : 2025/12/26