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= 両国の晩景 =

《両国の晩景》
《翻刻》
両国の晩景  両国の晩景は 東武第一にして 陸には茶屋々々の提灯を燈しつれ 水中舩の隙間もなく 五月二十八日より川花火をあぐる 貴賎の群集譬る物なし

《現代表記》
両国りょうごく晩景ばんけい   両国りょうごく晩景ばんけいは、東武とうぶ第一だいいちにして、くがには茶屋々々ちゃやぢゃや提灯ちょうちんともしつれ、水中船すいちゅうせん隙間すきまもなく、五月二十八日より川花火かわはなびをあぐる。貴賎きせん群集ぐんじゅたとうものなし。

*両国は、第六編での「両国柳橋料理屋会席」「向両国茶屋 元柳橋 浜町」でも描かれる。第六編「両国柳橋 料理屋会席/向両国茶屋 元柳橋 浜町」   (第六編の絵は広重初代)
*広重初代は、名所江戸百景     でも「両国橋」「両国花火」を描く。
*説明は、などの意。
*万治は、1658年から1661年。
漢字かな
*この地図の初期設定での中心点は両国橋付近。初期設定の左の地図は関東平野迅速測図と呼ばれる地図で、明治前期の、明治13年〈1880年〉から明治19年〈1886年〉にかけての関東平野。

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Last updated : 2022/11/23