[16]【参考】『日葡辞書にっぽじしょ』に見る「七草」
= 春の七草・春の七種 =

  春の七草 
  七草がゆの作り方 
  秋の七草 
  秋の七草の家紋 
  七草の英名 

 春の七草・春の七種

 はるのななくさ
※ページ内の画像は、クリックして拡大することが出来ます。
春の七草 「せり なずな おぎょう はこべら ほとけのざ すずな すずしろ」(「おぎょう」は「ごぎょう」とも)

[16]【参考】『日葡辞書にっぽじしょ』に見る「七草」

 ここでは、慶長8年 - 慶長9年(1603年 -1604年)に、イエズス会宣教師らが日本での布教のために編纂し、長崎で出版された『 日葡辞書にっぽじしょ 』という辞典に登場する『七草』を見てみます。
 『日葡辞書』は、日本語をポルトガル語によって説明した辞典で、 ポルトガル語部分を現代日本語に翻訳した『邦訳 日葡辞書』が1980年に岩波書店から出版されています。このページでは、『邦訳 日葡辞書』から『七草』の部分を引用しました。「注」の部分は、当サイト編集によるものです。
  1. Nanacusa. ナナクサ(七草)
    正月(Xǒguachi )に使う七種の野菜であって、それをつぶして味噌(Misò )と共に煮込み、新年の祝いとして食べるもの。 次条.
    • 注:「日葡辞書」では、『七草』は『味噌と共に煮込む』とされていて、これは九州北部の風習と合致するようです。「日葡辞書」は長崎で出版されたため、その地方の風習が反映されていることも考えられ、例えば、取り上げられている方言は九州方言が主であることからも風習についてもそのように考えるに無理はないように思われます。七草粥については、九州北部では、七草を味噌汁の具として仕立て、七草汁として食べる地域があるということで、福岡県の博多には、松の内を「麹断ち」といって味噌を食べずに過ごし、7日の朝に初めて七草を味噌汁として食べる風習があるとされます。
  2. Nanacusa. ナナクサ(七草)
    ゼンチョ(gentios 異教徒)が彼らの年の〔陰暦〕正月七日に、儀式として食べる七種の違った野菜。
    • 注:ゼンチョ(gentios 異教徒)は、キリスト教徒側から見た異教徒で、ここでは日本人を指す。
  1. 日葡辞書にっぽじしょ』とは
    日葡辞書にっぽじしょ 』は、原題は《Vocabulario da lingoa de Iapam》で、 慶長8年 - 慶長9年(1603年 -1604年) に、長崎学林(コレジヨ)より刊行されたポルトガル語で説明した日本語の辞典。
    『邦訳日葡辞書』(土井忠生、森田武、長南実編訳)を、昭和55年・1980年に刊行した「岩波書店」によれば、『イエズス会宣教師らが日本布教のため心血を注いで編纂した辞書(長崎で刊行)。古代語から近世語への過渡期たる室町時代の日本語について、話し言葉を中心に、雅語・俗語・方言・婦人語等を含めて実に約3万2000語を採録し、語義・用例を示すほか、語法・発音にまで説き及び、近代辞書の内容体裁を備えている。キリシタン史料の白眉とされ、国語史研究に不可欠の文献』とされます。
    日葡辞書
  • このページは、例のいくつかをあげ編集しています。
  • 学習や研究などにお使いの際は、辞典・専門書などでご確認ください。(このページを利用され、何らかの不利益や問題が生じても、当サイトは一切の責を負いかねます。あらかじめご了承ください)
  • 本サイトは編集著作物です。データの無断転載等を禁じます。著作権侵害という犯罪

おすすめサイト・関連サイト…